トヨタ博物館では、2021年7月16日(金)から10月17日(日)まで、「トヨタ博物館でSDGsを考える」~親子で楽しめる関連企画も同時開催~を開催する。

究極のSDGsは、人力車かもしれない?

愛知県長久手市にあるトヨタ博物館は、トヨタ自動車の文化施設だ。1989年にトヨタ自動車創立50周年記念事業のひとつとして設立された、世界の自動車とクルマ文化の歴史を紹介する博物館だ。

トヨタ博物館では、年に数回テーマを決めて車両を展示する企画展を開催されており、今回の企画展のテーマは「SDGs」。「SDGs(エスディージーズと読む)」とはSustainable Development Goalsの略称で、「持続可能な開発目標」といった意味だ。

いまSDGsは、世界中の広範囲な問題を包括的に解決することを提唱している。トヨタは、博物館にとってこそ「Sustainability(持続可能性)」は大きなテーマであり、使命であると考えた。歴史文化を末長く後世に伝えることを通じて持続可能な将来を考える装置、それが博物館というわけだ。

そこで、今回の企画展では「SDGsとは何か」や、「私たちにできる身近なことは何か」を17の目標と169のターゲットで、そして3台の車両とともに紹介する。また、日常的に身近にできる取り組みについても紹介し、見た人が行動に移せるようにと考えられている。

展示車両は、以下の3台だ。

トヨタ MIRAI(2020年)

画像: カーボンニュートラルの代表的車種。酸素と水素の化学反応によって電気をつくり、きれいな空気と水だけを排出する究極のエコカー。

カーボンニュートラルの代表的車種。酸素と水素の化学反応によって電気をつくり、きれいな空気と水だけを排出する究極のエコカー。

トヨタ ヤリス<ハイブリッド>(2020年)

画像: 非常時に移動する電源としても活用できる電動車(一例)。※アクセサリーコンセントはメーカーオプション

非常時に移動する電源としても活用できる電動車(一例)。※アクセサリーコンセントはメーカーオプション

人力車(明治後期)

画像: 日本発祥の初期のモビリティで移動の促進や雇用の受け皿でもあり、さまざまな社会的課題の解決に貢献した。SDGsに対し示唆に富んだ一台。

日本発祥の初期のモビリティで移動の促進や雇用の受け皿でもあり、さまざまな社会的課題の解決に貢献した。SDGsに対し示唆に富んだ一台。

関連企画などについては、トヨタ博物館のホームページを参照されたい。

■トヨタ博物館でSDGsを考える

●会期:2021年7月16日(金)〜10月17日(日)
●場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
●開館時間:9:30〜17:00(入館受付は16:30まで)
●休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始
※愛知県尾張東部に暴風警報等が発令された場合や降雪時など安全のため臨時休館することがある。
●入場料(一般)
 大人:1200円、シルバー(65歳以上):700円、中高生:600円、小学生:400円

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