究極のSDGsは、人力車かもしれない?
愛知県長久手市にあるトヨタ博物館は、トヨタ自動車の文化施設だ。1989年にトヨタ自動車創立50周年記念事業のひとつとして設立された、世界の自動車とクルマ文化の歴史を紹介する博物館だ。
トヨタ博物館では、年に数回テーマを決めて車両を展示する企画展を開催されており、今回の企画展のテーマは「SDGs」。「SDGs(エスディージーズと読む)」とはSustainable Development Goalsの略称で、「持続可能な開発目標」といった意味だ。
いまSDGsは、世界中の広範囲な問題を包括的に解決することを提唱している。トヨタは、博物館にとってこそ「Sustainability(持続可能性)」は大きなテーマであり、使命であると考えた。歴史文化を末長く後世に伝えることを通じて持続可能な将来を考える装置、それが博物館というわけだ。
そこで、今回の企画展では「SDGsとは何か」や、「私たちにできる身近なことは何か」を17の目標と169のターゲットで、そして3台の車両とともに紹介する。また、日常的に身近にできる取り組みについても紹介し、見た人が行動に移せるようにと考えられている。
展示車両は、以下の3台だ。
トヨタ MIRAI(2020年)
トヨタ ヤリス<ハイブリッド>(2020年)
人力車(明治後期)
関連企画などについては、トヨタ博物館のホームページを参照されたい。
■トヨタ博物館でSDGsを考える
●会期:2021年7月16日(金)〜10月17日(日)
●場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
●開館時間:9:30〜17:00(入館受付は16:30まで)
●休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始
※愛知県尾張東部に暴風警報等が発令された場合や降雪時など安全のため臨時休館することがある。
●入場料(一般)
大人:1200円、シルバー(65歳以上):700円、中高生:600円、小学生:400円