2021年7月2日、レッドブルリンクでの2戦目となる第9戦オーストリアGPが開幕し、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは前戦からの好調を持続し、フリー走行1回目にトップタイムをマーク、2回目は3番手につけた。メルセデスも調子をあげ、メルセデスのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、フェルスタッペンの3人が1分4秒台で初日を終えている。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はフリー走行1回目5番手、2回目6番手だった。
ホンダのパワーユニット勢は上位でスタート
オーストリアGP初日の天候はくもり。晴天だった1週間前に比べ、上空は多くの雲に覆われた。このため、フリー走行1回目開始前の気温は20度、路面温度は32度、2回目開始前の気温は22度、路面温度は30度と、先週よりも涼しい条件となった。
フリー走行1回目の序盤、角田裕毅はターン4でグラベルにはみ出す場面はあったものの、すぐにコースへ復帰すると、その後は問題なく走行を重ね、5番手タイムをマーク。2番手との差は0.1秒未満と僅差だった。
上位が拮抗する中で抜けた速さを見せたのはフェルスタッペン。2番手に0.266秒もの差をつけてフリー走行1回目のトップに立った。
ホンダのパワーユニット勢は、全車がトップ10入りし、セルジオ・ペレスが8番手、ピエール・ガスリーが9番手で1回目を終えた。
オーストリアGPでは先週のシュタイアマルクGPよりも1段階柔らかいタイヤコンパウンドが採用されているが、フリー走行2回目ではソフトタイヤでの走行が見られた。
ここでも、フェルスタッペンが3番手、角田裕毅が6番手、そこから0.023秒差の7番手にガスリーと、ホンダのパワーユニット勢は上位で終えている。ペレスは11番手とタイムは目立たなかったものの、全ドライバーの中で最多となる39周を走行している。