ちょっとしたゼイタク気分が味わえるグルメ
もうひとつ紹介するのが、2021年7月から提供をスタートしたばかりの新メニュー。それが「常陸秋そばと季節の天ぷら」(1280円)です。「常陸秋そば」とは、茨城県が誇るブランドそばのこと。もともと茨城県は、昼夜の寒暖差が大きくて水はけも良いことから、江戸時代から、そばの栽培が盛んでした。
そこで茨城県として1970年代から独自のブランドそばの育成に取り組み、その結果として誕生したのが「常陸秋そば」です。実が大きく、粒がそろっており、品質が高く、殻付きそばの実「玄そば」の最高峰と評価されています。
そんな自慢のそばに季節の天ぷらをあわせて、ちょっと贅沢な気分を味わってもらおう!というのが「常陸秋そばと季節の天ぷら」(1280円)です。
さっそく、そばをツルッと試せば、ほんのりとした甘みがわかります。カツオの香りたっぷりのだし汁といただけば、文句なしの美味しさ。天ぷらは季節ごとに変わるそうですが、今回の取材時は、ナス、カボチャ、エビ、イカの4種。大ぶりのナスとカボチャは、とろけるような柔らかさ。エビはプリプリ。イカも大きくて厚みのたっぷりでしたが、サクっとかみ切れる、絶妙な火の通り加減。ボリュームも味も文句なし。観光の途中にいただく、プチぜいたくにぴったりな逸品です。
ちなみに売店には、今回紹介した「梅おろしぶっかけうどん」に使われた梅干し「八代目」が1個100円で販売されています。さらには、地元の窯が作った笠間焼を販売するコーナーまでありますから、おみやげに困ることは、きっとないはずです。(文と写真:鈴木ケンイチ)
■北関東道・笠間PA(東西集約)
●営業時間
「フードコート」7:00~19:00
「KASAMA Art DELI」11:00~15:00
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
※この記事は、コロナ禍での外出を推奨するものではありません。出かけられる状況になったら本記事を参考に、ぜひ楽しいドライブルートを引いてみてください(Webモーターマガジン編集部)。