NEXCO中日本は、国土交通省が事業を進めていた中部横断自動車道(富沢~六郷)のうち、南部IC(インターチェンジ)~下部温泉早川IC間の延長約13.2kmが、2021年8月29日(日)16時に開通すると発表した。

中央道/新東名/東名が高速道路で直結!

中部横断自動車道は、中央自動車道の双葉JCT(ジャンクション)から新東名高速の新清水JCTを結ぶ、延長74.3kmの自動車専用道路だ。このうち、双葉JCT〜六郷IC間の33.7kmと富沢IC〜新清水JCTの27.4kmはNEXCO中日本が施工し、六郷IC〜富沢IC間の28.3kmは国土交通省が施工していた。

これまで未開通区間だった南部IC〜下部温泉早川IC間の13.2kmが開通することで、中部横断自動車道は全通することになる。新東名高速の新清水JCT〜東名高速の清水JCTはすでに接続されているから、今回の開通で中央道の双葉JCT〜新東名の清水JCT〜東名の清水JCTが高速道路で直結する。

画像: 中部横断自動車道が開通したことで、中央道の双葉JCT〜新東名の清水JCT〜東名の清水JCTが高速道路で直結する。

中部横断自動車道が開通したことで、中央道の双葉JCT〜新東名の清水JCT〜東名の清水JCTが高速道路で直結する。

国土交通省が施工した区間の概要は、以下のようになる。

●路線名:中部横断自動車道(富沢〜六郷)
●区間:山梨県南巨摩郡南部町〜山梨県西八代郡三郷町
●延長:28.3km
●車線:4車線(当面2車線で整備)
●構造規格:第1種3級
●設計速度:80km/h
●幅員:20.5m(当面は10.5mで整備)

この開通により、山梨県庁〜静岡県庁まで、今までは国道52号を利用して165分かかったが、中部横断自動車道を利用すれば95分に、70分も短縮されることになる。

画像: 中部横断自動車道の開通により、山梨県の物資は東京港や横浜港へ輸送するより清水港へ輸送したほうが時間短縮ができ、海外輸出の促進を図る。

中部横断自動車道の開通により、山梨県の物資は東京港や横浜港へ輸送するより清水港へ輸送したほうが時間短縮ができ、海外輸出の促進を図る。

また、
1)山梨県から清水港(国際拠点港湾)へのアクセス向上による海外輸出の促進
2)中部横断自動車道沿線への新たな企業立地の進展、地域雇用の創出
3)富士山を囲む広域周遊観光ルートの形成による観光振興
などの効果が期待されている。(図版:NEXCO中日本)

This article is a sponsored article by
''.