ロードスターBROS.Vol.20で紹介している「熊本・天草を非日常TRIP」では、ロー女スターたちが熊本県の天草を旅します。というのも、天草エアラインの飛行機を利用すると、なんと! NCロードスターのレンタカーを使えるという夢のような旅行プラン「ドルフィントリップ」があるのです。これは使わない手はない! というわけで1泊2日の旅に出ました。本誌で紹介しきれなかったトピックも含め、2回にわたってレポートをお届けします。

プロペラ飛行機+オープンカー! こんな組み合わせの非日常は大歓迎

福岡発、天草空港行き。旅の始まりはここ、福岡空港から。ロー女スターのおふたり、豊福美輝さん、西村朝香さんが乗るのは天草エアライン「みぞか号」。親子のイルカが機体に描かれた、国内唯一の「ATR42-600型機」(フランス製)。シート数は48席で、この日は半分ほどの乗客だったため、みんな窓際の席! 高度9000ft(2800km)、時速500kmで航行します。

フライト時間は30分と短く、あっという間に到着しちゃいます。じつは福岡から天草まで、陸路で向かうと4時間半ほどかかります。それを考えると、朝イチの便で天草まで飛び、1日ゆっくり観光を楽しむというのは名案ですね。ちなみに天草エアラインは、日本一小さな航空会社でもあるとか。

さぁ、着いた。ここからがさらなるお楽しみ。みぞか号と同じカラーリングにオールペンされた、NCロードスターのレンタカー(AT車)、リトラクタブルハードトップ(RHT)仕様で快適な走りを楽しめそう。タイヤハウスを覗き込むと、グリーンのサスペンションが! ホイールもアフターパーツに変わっているので、前オーナーが交換したのでしょう。

画像: 今回の相棒、みぞか号と同色のNCロードスター。飛行機往復+レンタカー日帰りで9800円/人〜。往復のエアだけでも1万4000円というからかなりお得な「ドルフィントリップ」!

今回の相棒、みぞか号と同色のNCロードスター。飛行機往復+レンタカー日帰りで9800円/人〜。往復のエアだけでも1万4000円というからかなりお得な「ドルフィントリップ」!

海を目指してドライブ開始。市街地を離れると、信号もないワインディングが続き、じつにロードスター向きのコースが楽しい。ATであっても、エンジンは2Lとパワフルだから、すいすい快適にドライブすることができました。パドルシフトでスポーツ走行も満喫。到着したのは下田北パーキング。絶好のロケーションで、透明度の高い海に目が釘付けです。山間部を走っていたと思ったら、いきなり開けた海の光景に圧倒されてします。

感染対策に自粛と、何かと窮屈な現状ながら、オープンカーは本当に気持ち良いもの。RHTなら12秒でルーフを開いたり閉めたりできて、非常に便利です。ロードスター、いやオープンカーに乗ったことのない人に、ぜひ体験してほしい非日常です。同じ風景も違って見えるし、周囲の音や光をよりダイレクトに感じることができるのです。

海が見えるお寿司屋さんで食べる近海もののネタが最高にうまい!

なんでも天草は窯元が多いとか。それは「天草陶石」という、単体で磁器を作陶するときに必要な、珍しい石が採掘できるからだ。今回は「十朗窯」を訪ねてみることに。工房はご夫婦で営んでいるそうで、陶石はもちろん、材料に対するこだわりなど、代表の亀山さんがていねいに説明してくれました。窯元によっては体験オプションなどもあるので、問い合わせてみるといいかもしれません。

次に訪れたのが、港町に突如として現れる世界遺産の崎津教会。おごそかな佇まいで、中は撮影禁止でしたが、入ってみると畳敷きの礼拝堂があるなど、当時がしのばれます。教会からほど近いお店でランチタイムを取ることにしました。先ほど訪れた「十朗窯」の食器で、お寿司をいただける「海月(くらげ)」。大将の宮下さんが1カン1カン握って出してくれるメニューを選びました。

画像: カウンターから青い海を見ながらお寿司が食べられる「海月(くらげ)」は、天草に行ったら絶対に訪れたい。近海もののネタが最高にうまい!

カウンターから青い海を見ながらお寿司が食べられる「海月(くらげ)」は、天草に行ったら絶対に訪れたい。近海もののネタが最高にうまい!

出してくれる握り寿司は、味付けされているので醤油いらずです。まずは「アオリイカ」。のっている塩は、目の前の海水をくみ上げて天日干ししたこだわり塩。ここに天草の晩柑(バンカン)果汁をプラス・・・ん~大人の味。ふぐにのっているおろしポン酢も、晩柑を使った自家製。

驚いたのが最後に出てきた「カステラ」。アマダイの白身やとろろなどを材料にして、伊達巻のようなふわふわ食感で、甘くなく、酢飯にもよく合います。ぜいたくな時間をすごすことができました。ごちそうさまでした。

腹ごなし(?)にワインディングをしばらくドライブ。自然いっぱいのロケーションが心地よく、いつまでも走っていたい気分。気づけば夕暮れ間近、夕日がきれいだという白鶴浜へ向かいます。白い砂浜、オレンジ色に染まった夕日に映えるNCのコントラストに見入っちゃいます。1日目の旅程はこれにて。朝、みぞか号で天草空港に到着したことが、ずっと前のことみたいに感じるほど、充実した1日でした!

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