ブランド初の電動モデル、プラグインハイブリッド(PHEV)のC5エアクロスSUVを日本で発売し、また次なるフラグシップモデルC5 X導入を控えるなど、シトロエンは未来に向けて着実に歩みを進めている。(Motor Magazine2021年9月号より)

シトロエン流の美しさを持つSUVクロスオーバーの登場

さてシトロエンは、今後も電動化を積極的に展開していく。その代表が2021年4月に公開されたC5Xである。スタイルは、セダンのエレガンス、ステーションワゴンのダイナミズム、SUVのマルチ性を組み合わせ、それをシトロエン流に美しく表現している。

サイズは、全長4805mm、全幅1865mm、全高1485mm、ホイールベース2785mmと伝統的なセグメントSUVの真ん中で、新しいアクティブサスペンションやシートが採用され、さらには運転支援機能の充実、自然な音声認識を装備したインチタッチスクリーンなど最新テクノロジーを備え、デジタル化、コネクネクティビティも進化している。

パワートレーンは、ガソリンとPHEVの両方が用意され、アドバンストコンフォートアクティブサスペンションにより、次世代の魔法の絨毯ライドを実現する。

C5Xは、シトロエンの新しいフラッグシップモデルとしてユーザーの期待に応えるとともに長年にわたり培ってきたブランドポジションをさらに強固なものにすることだろう。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:井上雅行)

画像: C5エアクロスSUVプラグインハイブリッド。1.6L直4ターボとモーター1基で構成されるパワーユニットは、225psのシステム総出力を発生する。

C5エアクロスSUVプラグインハイブリッド。1.6L直4ターボとモーター1基で構成されるパワーユニットは、225psのシステム総出力を発生する。

シトロエン C5 エアクロスSUV プラグインハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4500×1850×1710mm
●ホイールベース:2730mm
●車両重量:1860kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:133kW(180ps)/6000rpm
●最大トルク:300Nm/3000rpm
●モーター最高出力:81kW/2500rpm
●モーター最大トルク:320Nm/500-2500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・43L
●WLTCモード燃費:16.1km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):550万円

シトロエンC5XはSUV×ワゴンという新フラッグシップ

画像: C5X。PHEVは255psのシステム最高出力を発生し、50km以上のEV走行が可能になっている。

C5X。PHEVは255psのシステム最高出力を発生し、50km以上のEV走行が可能になっている。

斬新なエクステリアと先進機能を兼ね備える

C5 Xはシトロエンの新しいフラッグシップとして開発されたモデル。クルマのジャンルは、ワゴンスタイルのボディにSUVのテイストを採り入れたクロスオーバーに分類されるが、リアウインドウを大きく寝かせたファストバックスタイルとするなど、斬新なエクステリアデザインを採用している。パワーユニットはガソリンエンジンのほかにPHEVも用意されるという。日本への導入時期は未定だが、欧州では2021年後半から販売が開始される予定だ。

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