現在発売されているロードスターBROS.は、Vol.20。創刊から10年強を経て迎えた記念の号となります。創刊当時を巻頭特集のビジュアルとともに振り返る。

NCロードスターの現役時代にロードスターBROS.は誕生した

クルマ雑誌における車種別専門誌が、だんだんと数を減らしていた頃にロードスターBROS創刊の話が持ち上がった。趣味性の高い車種の雑誌が花形だった時代には、あらゆる車種の専門誌が存在したものだ。チューンド日産車に至っては、出版すれば必ず売れるほどの人気だったことがとても懐かしい。

それが下火になると、椅子取りゲームのように車種が限られていった。ロードスターの専門誌ですら休刊になっていたタイミングでの、新たな挑戦だったのだ。他社が撤退したカテゴリーに、あえて踏み込んだモーターマガジン社。

決して無謀だとは思えず、タッグを組むことになるのだが、創刊号ではどんな特集、内容を取り上げるのか、連日のように会議が行われた。その結果、創刊号なのだから、当時の最新モデルNCを含めてNA、NBも取り上げたい。それもノーマル状態の車両で、各車の魅力を引き出す特集に決定した。

画像: 2016年7月に発売されたロードスターBROS.Vol.10。2017年1月に発売されたVol.11。両方の表紙には、NDロードスターが登場している。

2016年7月に発売されたロードスターBROS.Vol.10。2017年1月に発売されたVol.11。両方の表紙には、NDロードスターが登場している。

創刊当時からロードスターBROS.を支えてくれた「アイスタイリング」

初代モデルから当時現行モデルだったNCまで、スタイリング、インテリア、走りまで素晴らしい個性を紹介したいと、巻頭特集の企画が決定した。しかし、いかんせんノーマル車両の手配が難しい。NCはマツダの広報車両が用意できるとしても、NA&NBについては難しかった。ちなみに現在は、4世代すべての広報車が用意されている。

そこで相談したのが、静岡県・浜松市にあるロードスター専門の中古車店「アイスタイリング」だ。このショップは当時から極上の中古車を取り扱っていることで知られており、ノーマルに近い車両を多く揃えている。

撮影車両の協力を相談したところ、撮影にあいそうな車両(ボディカラーのリクエストも含め)を手配できそうとの嬉しい返事。さらに浜松市で撮影できるよう尽力していただき、それぞれのモデルに見合ったメインカットを撮影できた。美しいロケーションとロードスター、テンションは上がる一方だった。大昔のように思えるかといえば、そんなことはない。やはり創刊号は特別な存在だ。

1号目でまったく反応がなかったら・・・という恐怖との戦いでもあった。しかし、ロードスターを運転していると、ユーザーと同じ気持ちを抱いているという確信が湧いてきて、強い力になったとも感じる。日本各地で行われているオーナーミーティングにも積極的に取材し、荒削りではあったがロードスターBROS.創刊号は誕生した。

それから今まで、いろいろなことがあった。これからもロードスターBROS.は続いていきます! 応援、よろしくお願いします! ちなみに創刊号は売り切れてしまいましたが、電子版の創刊号ならKindleで購入可能です。

画像: ロードスターBROSに付録が付いたのは2018年7月発売のVol.14から。このときの付録はND主査兼チーフデザイナーを努めた中山氏が描き下ろしたオリジナルステッカーで、在庫は残りわずかです。最新号のVol.20も好評発売中!

ロードスターBROSに付録が付いたのは2018年7月発売のVol.14から。このときの付録はND主査兼チーフデザイナーを努めた中山氏が描き下ろしたオリジナルステッカーで、在庫は残りわずかです。最新号のVol.20も好評発売中!

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