素早いアクセル操作に対する応答性とコントロール性を向上
マツダは、既存モデルのユーザーを対象に、保有車両の商品性向上を目的とした制御プログラムなどの最新化サービス「マツダスピリットアップグレード」を、2021年2月に開始。第1弾は、マツダ 3およびCX-30の新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」搭載車のエンジンやATの制御プログラムなどのアップグレードだった。
第2弾となる今回は、「マツダ スピリット アップグレード D1.1」という名称で、「SKYACTIV-D 1.8」エンジンのアップグレードを行うサービスだ。
このアップグレードは、エンジン制御プログラムを最新化し、素早いアクセル操作に対する応答性とコントロール性を向上させるものだ。燃費性能はそのままに、従来116ps/4000rpmだった最高出力が130ps/4000rpmへと14psも向上。発進から加速時における応答の良さや力強さを感じられ、またアクセルを踏み込んだ時にスムーズな加速になるという。
また、高速道路での合流・追い越しなど、アクセルを踏み増し一気に加速するシーン(3000rpm以上)において、より力強いトルクを瞬時に生み出し、ディーゼルエンジンの強みであるパワフルな加速を持続的に発揮する。
このサービスの希望小売価格は、4万6200円(税込)+工賃。希望するユーザーは、最寄りの販売店に連絡して来店日時を予約し、制御プログラムの更新を行えば最新モデルと同等の性能を得られることになる。
つまり初期型モデルでも、マツダ 3なら2020年11月以降の、CX-30なら2020年12月以降の商品改良車と同じ性能になるということだ。サービス対象車となるマツダ 3は2019年4月2日〜2020年11月3日生産モデル、CX-30は2019年8月6日〜2020年11月30日生産モデルだ。
愛車が対象車かどうか、また工賃を知りたいという人は、最寄りの販売店に問い合わせてみるといいだろう。