ハイエースはどんなにボロボロでも買取に期待が持てることで知られています。では、どうしてハイエースは中古車市場で人気なのでしょうか?それには、海外市場での人気が絡んでいます。この記事では、ハイエースを廃車よりもお得に処分できる方法についてお伝えします。
ハイエースを廃車処分にしたいと思っていませんか?しかし、ちょっと待ってください。ハイエースをタダで処分してしまうのは非常にもったいないこと。
ハイエースの需要は国内だけでなく海外で高い人気を誇ります。特に新興国では安い人件費により故障したハイエースを修理可能なので、廃車と考えていたハイエースを海外輸出することで高値売却することも可能です。
そこで、ハイエースを廃車処分するにはどのような方法が良いのか、そして廃車の基準にはどのようなことがあるのか詳しく解説します。
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ハイエースは廃車処分する前に一度買取査定に出してみよう!
長年乗り続けたハイエースをそろそろ廃車処分したいと考えている人もいるでしょう。ただ、ちょっと待ってください。どんなにボロボロなハイエースでも、買取される可能性がハイエースにはあります。
それは、ハイエースというクルマが一般の乗用車とは異なった価値を持っているクルマだからです。
例えば、
- 走行距離20万キロを超えたハイエース
- 15年落ちのハイエース
- 車検が切れているハイエース
- 走行不能になったハイエース
...etc
などなど、一般のクルマでは査定額がつかないような状態でも、ハイエースなら数万円以上で買い取ってもらえる可能性は十分考えられます。
いきなり廃車処分にしては勿体無いですので、買取一度査定を取ってみてはいかがでしょうか。
もし売れれば廃車費用1万円〜3万円が浮くことに
ハイエースを廃車処分するために解体業者に依頼すると、廃車費用として1万円~3万円の費用がかかります。そして不動車であれば、レッカー費用などが加算され、10万円近い廃車費用となることも少なくありません。
一方、査定額が提示されれば、廃車費用を1円もかけずにハイエースを処分することが可能。しかも値段によってはかなりのプラスとなってお金が返ってきます。
特にハイエースは、廃車買取業者も高額査定を出す可能性が高い車種なので、廃車処分を解体業者に依頼して、処分料を支払うより大きな得となります。
ハイエースバン・マニュアル車・ディーゼル車は特に高値が期待できる
基本的にハイエースであれば買取に積極的な業者は多いと思いますが、中でもハイエースバンは高額査定が期待できるモデルです。
さらに、オートマ車よりマニュアル車の需要が高く、エンジンではディーゼル車が最も高く買取してもらえるでしょう。
日本では、オートマでガソリン車、そしてバンタイプではなく乗用タイプに人気がありますが、海外では、ハイエースバン、そしてマニュアルのディーゼル車に人気が集まっています。
なお、ハイエースは新興国をはじめとした海外市場でも人気が高いですので、海外への販売ルートを持つ業者がおすすめです。具体的には廃車買取業者が海外販路を持っていることが多いので、そちらに相談すると、査定額にも期待が持てるでしょう。
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ハイエースが中古車市場で価値がある理由
では、どうしてハイエースはどんなにボロボロの状態でも中古車市場では価値があるのでしょうか。
その理由は、主に以下の通りになります。
- 海外市場で高い人気を誇るから
- 部品取り車として利用されるから
①海外市場で高い人気を誇るから
まず、ハイエースは国内だけでなく新興国をはじめとした海外でとても高い人気を得ています。これが、どんなにボロボロのハイエースでも買取が期待できる大きな理由の一つです。
海外では、日本車は「故障しづらい」という認知を得ており、特にハイエースは丈夫なクルマとして人気を得ています。
また、ハイエースは「走行できれば見た目は気にしない」という層が購入することもあり、どんなに古くても購入する層が一定数いるため、市場が開けています。
このように、ハイエースは積極的に仕入れても(買い取っても)損しにくいクルマ(むしろ儲かるクルマ)として積極的な買取が行われているのです。
また、低年式・過走行・走行不能でも買取される理由としては、海外でなら格安で修理できるためです。実際に、海外では部品が安く手に入ることに加え、技術料も日本と比べると格段に安いです。
例えば、フィリピンでは、エンジン不調の修理費用は、概ね1万円~10万円程度。しかも部品代も含まれてこの価格です。日本では最悪エンジン載せ替えで数十万円の費用がかかることもありますから、どれだけ安いかわかるでしょう。
このように、故障したハイエースを日本から格安で仕入れ、海外で再生させるというモデルが出来上がっているので、走行不能車でも買取を行っている業者が存在するというわけです。
②部品取車として再利用されるから
また、部品取車としての価値もあるのがハイエースの特徴。
どんなにボロボロのハイエースでも、使える部品がまだ残っている場合は珍しくありません。走行不能なハイエースも買い取りされる理由はここにあり、使える部品を再利用し、修理や再組み立てに利用されているのです。
特に海外で人気の高いハイエースですから、再組み立てしたクルマでも欲しい層は一定数います。
こうした理由から買い取りに期待が持てるというわけです。
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ハイエースを少しでも高く売りたい人向けのおすすめの査定手順
繰り返しになりますが、ハイエースならどんなにボロボロの状態でも買取に積極的な買取店が見つかる可能性は高いです。
ですので、買取店への相談の順番は、高額査定を得るためには重要なことになります。
具体的には、
- ①走行できるならまずは一般の中古車買取店
- ②故障が多く日常的な使用が困難な場合は廃車買取店
という順で相談するのがいいでしょう。
①走行に支障がないなら中古車買取でまず査定
低年式車で走行距離が数十万kmといった場合でも、現役で走行できるハイエースであれば、中古車買取店で査定してみてください。
ハイエースはたとえボロボロでも問題なく走行できる状態であれば、中古車買取店でも買取してもらえる可能性が高いクルマです。
年式関係なく、走行に支障がなければ買取に期待が持てます。
この際、たとえば一括査定サイト等を使えば、一般の中古車買取店へ一括で査定依頼を出せるので便利です。買取してくれる業者を見つけやすくなりますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
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②故障カ所が多く日常使いに不便があるなら廃車買取専門店へ
一般の中古車買取店で査定を断られた場合や、日々の使用に耐えられないほど故障して不便がある場合は廃車買取専門店でれば買取してくれる可能性があります。
過走行車はもちろん、故障で走らなくなった場合でも廃車買取店へ相談してみましょう。数万円以上の査定額をつけてくれる可能性は十分考えられます。
【point】たとえ0円査定でも無料で廃車処分してくれる可能性も
また、たとえ査定額が0円になったとしても、廃車買取店の中には廃車手続きも含めて無料引き取りを行なっている業者もいます。
例えば、当サイトでも紹介しているカーネクストが一例です。
廃車処分では解体料金、レッカー料金、書類作成料金など、一般的には数万円〜の費用がかかりますが、無料引取をしてもらえれば、廃車手続きに費用や手間をかける必要がありません。
特にハイエースは0円査定でも無料で引き取りを行なってもらえるケースが多い車種です。
自分で廃車手続きを行うのは最終手段でいいと思いますので、まずは廃車買取専門店へ相談してみてはいかがでしょうか。
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ハイエースを廃車にする前に覚えておきたい注意点
ハイエースを廃車処分する際は、以下の点に注意しながら手続きを行いましょう。
- 自動車税の還付手続きを忘れない
- 自動車税がかかる4月1日前に手続きを済ませておく
- 自賠責保険の還付手続きも忘れない
①廃車にする際は自動車税の還付手続きを忘れない
クルマを廃車にすると余計に支払っていた部分の税金(車検残存期間に対する重量税)が月割で戻ってきます。
ただし、申請を行わないと還付は受けられませんので、十分ご注意ください。
自分で廃車手続きを行う場合は、廃車手続きを行う陸雲支局に併設された窓口で申請を行えますので、廃車手続きに必要な書類を提出する際、併せて申請を行っておきましょう。
また、買取専門店やディーラー等に廃車を依頼する場合は、この還付申請も請け負ってくれるケースもありますので、引き取ってもらう場合は「税金の還付申請も行ってくれるか?」と確認しておきましょう。
もし買取店側で手続きを行なっていない場合は、どのように手続きを進めればいいか必ず確認を取るようにしてください。
また、一時抹消登録申請や海外に輸出するための輸出抹消登録だと重量税は還付されません。重量税還付が目的なら、必ず永久抹消登録申請が必要となりますのでご注意ください。
②自動車税がかかる4月1日前に手続きを済ませておく
自動車税は毎年毎年4月1日時点の使用者に対して課税される税金であるため、4月1日を過ぎると1年分の税金を納める必要があります。
ですから、廃車処分する場合は4月1日より前に手続きを済ませておく方が合理的です。
その納める時期は各都道府県により多少のばらつきはありますが、概ね5月初旬に口座引き落とし、または納付書が自宅に郵送されます。
問題になるのが4月中に廃車にした場合です。このような場合でも、5月になると自動車税納付書が自宅に送付されます。ここには1年分の税金が記載されており、一度そこに記載の税金を納めなければなりません。そして、後から4月分を除いた11カ月分が還付される仕組みです。
そ余計な税金を支払わないためにもハイエースを廃車処分しようと前々から決めているのであれば、3月31日までに書類上で廃車処分することをお勧めします。
特に3月は、陸運事務所が混み合う時期でもあり、ギリギリまで廃車の手続きを遅らせていると、3月中の廃車に間に合わないことも有るため、年度末は余裕をもって廃車処分の依頼を行いましょう。
③自賠責保険の還付手続きも忘れない
ハイエースに限らず、車検を受けて公道を走る全てのクルマには、自賠責保険に加入しています。
この自賠責保険ですが、こちらも廃車処分すると還付を受けることができます。ただし、廃車にしても自動的に還付されないので、手続きを別途行う必要がありますのでご注意ください。
自賠責保険の還付手続きは、基本的には自分で自賠責保険に加入している保険会社に連絡して自分で解約手続きを行います。自賠責保険の解約手続きは、廃車買取業者では取り扱っていない事が多く、廃車と同時に手続きすることはできません。
ですので、廃車買取業者から永久抹消登録の原本が送られてきたら、加入していた自賠責保険会社に連絡をしましょう。
自賠責保険の加入保険会社は、それぞれ車検証と一緒に保管してある自賠責保険証書に保険会社名が記載されているので、そこで確認しましょう。
自賠責保険の還付を受ける時に必要なモノは、一般的に抹消登録のコピー、自賠責保険証書の原本、所有者の認印と振込口座です。そして還付を受けられる場合は、自賠責保険の有効期間が1カ月以上ある場合のみです。
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ハイエースを廃車にして良い判断基準
ハイエースを廃車処分したいと考える場合、かなりくたびれているクルマであることに間違いないことでしょう。
しかし、本当にそのハイエースを廃車にすべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで、ハイエースを廃車にする判断基準を詳しく解説します。具体的には以下5つが廃車にしていい判断基準となります。
- 走行装置に大きなトラブルを抱えている
- ボディの腐食が激しく鈑金修理に高額な費用がかかる
- フレームまで損傷する事故を起こし修正が難しい場合
- 走行距離が50万km以上となった場合
- 走行装置以外の多くの部分に不具合が出ている
①走行装置に大きなトラブルを抱えている場合
ハイエースを廃車処分する基準として、一番問題となるのが走行装置の大きなトラブルです。
確実にエンジンブロー(エンジンが何らかの原因により大きく損傷)と分かった場合や、トランスミッション(エンジンの動力をタイヤまで伝える装置)が修理できないほど故障した場合などは、国内での修理費用は高額となるので廃車処分を選択しても良いでしょう。
ただし、一般的に走行できないと思われる故障でも、意外と簡単に修理が可能なことも多いハイエースなので、一度、修理見積を出してもらうことも一つの選択肢です。
また、エンジンブローやトランスミッションの大きな故障でも、新興国にて修理が可能なことが多く、廃車処分業者に依頼するより、海外輸出業者に相談したほうが良い場合もあります。
要するに、エンジンやトランスミッション、そしてサスペンションといった部分が複合的に大きく故障したハイエースは、廃車処分を選択して、廃車買取業者に相談することをお勧めします。
②ボディの腐食が激しく鈑金修理に高額な費用がかかる場合
長くハイエースを使用していると、使用環境によってはボディにサビが多数発生して大きな穴が開いていることも珍しくありません。
多少のサビや小さなサビ穴程度であれば、自動車板金塗装業者で修理することも可能ですが、荷台に大きな穴が開いて地面が見えるような腐食では、修理すると高額な修理費用が発生するため、廃車を選択したほうが良いでしょう。
ボディの腐食は、見た目より深く進んでいることがほとんどですから、穴が少しでも開くような腐食が見られたら、どの程度の腐食が予想されるか専門業者に相談してみるのも一つの方法です。そこであまりにもひどい腐食と判断されたら、廃車買取に相談してみましょう。
③フレームまで損傷する事故を起こし修正が難しい場合
フレームが大きく損傷するほどの事故車では、修理は厳しいと言わざるを得ません。また、フレームまで大きく損傷したハイエースは、新興国では修理する技術がないので、海外輸出を専門とする業者でも敬遠されることになります。
ただ、ハイエースのボディが大きく損傷していても、ハイエースのフレームは問題ないことも少なくありません。これは、ハイエースのフレームがトラックやバスと同じラダーフレームと呼ばれる強固なハシゴ状のフレームを採用しているからです。
どうしても修理が無理なのであれば、事故車買取業者への相談がお勧め。
事故車買取業者は、どのような事故でも使える部品を取り外して再販している企業なので、横転してクルマ全体がひしゃげたハイエースや火災で全焼したハイエース以外であれば相談する価値があります。
④走行距離が50万km以上となった場合
ハイエースがどんなに頑丈なクルマでも、50万kmを超える走行距離となった場合は、廃車処分を視野に入れても良いでしょう。
走行距離が多いという事は、それだけ各部にダメージが蓄積されているので、どんなに頑丈なハイエースでも、それ以上走行させるには整備費用などの維持費が大きくかかることが予想されます。
しかしながら、ここでも中古車海外輸出業者に相談してみることも重要です。というのも、ハイエースは新興国で50万km以上走行していることも少なくないからです。
⑤走行装置以外に多くの部分に不具合が出ている場合
ハイエースは、走行装置以外にもエアコンやナビといった快適装備が用意されています。これらの部品が故障しても単体であれば、それほど高額な修理費用は掛かりません。しかし、多くの快適装備が同時に故障している場合は、修理するには多額の修理費用が掛かります。
また、意外とシートも長く使用しているとヤレてきます。このヤレはシートを交換すれば良いと考えがちですが、新品で購入するとかなり高額となります。それが全てのシートを交換するとなればグレードによっては数十万円の交換費用を覚悟しなければならないでしょう。
このように、快適装備の多くに修理が必要であれば、廃車処分として廃車買取業者に相談することや、海外輸出専門業者に査定依頼してみましょう。
まとめ
ハイエースの廃車を考えるなら、ハイエースがどのような状態なのかを見極めて業者選びすることが重要です。
ハイエースは、非常にタフなクルマなので一般のクルマの廃車基準は当てはまりません。そのため、走行距離が10万kmを超えたから廃車処分を考えるのは非常にもったいないことです。国内でも、30万kmを超えるハイエースが多く見られることから、中古車買取業者に相談するのも一つの方法です。
もし、自分でハイエースの処分方法がわからない時や迷ったときには、ハイエース専門業者や中古車買取店、そして廃車買取店など、多くの店舗で相談してみると良いでしょう。ハイエースに廃車処分というワードはありません。