クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ボルボ V60 T5インスクリプションを紹介していこう。2019年2月はV60と取材に出かけることが少なく都内での移動がメインとなった。それでも走行距離は1000kmを超え、大活躍してくれている。そろそろオドメーターにも「10000」という数字が見られそうだ。(Motor Magazine 2019年4月号より)

360度ビューカメラやリアビューカメラも装備されバリューは高い

V60に乗っているときに使っているメディアは、ほとんど12セグ地上デジタルテレビである。もちろん走行中に映像は映らないが、音声だけでも十分に楽しめる。そんなテレビの中で天気予報士が「明日は都心でも積雪がありそうなので警戒が必要です」と繰り返し話していた。

実は過去、東京に積雪があった翌々日に失敗している。V60(先代モデル)のルーフに積もった雪を土日の2日間、編集部の駐車場に駐めたまま放置し、月曜日にルーフから雪を下ろしたときに、固まった雪でリアワイパーを破損させてしまったのだ。あれは大失敗だった。

そんな反省から積雪が予想されるときは、夜のうちにルーフから雪を下ろしておこうと考えていたのだ。で、今回も「そろそろかな」という頃合いを見計らって雪下ろしに出かけたというわけだ。それがこの写真である。

画像: 360度ビューカメラやリアビューカメラも装備されバリューは高い

路面への積雪はまったくと言っていいほどなく、V60のボディにうっすらと雪が積もっているだけだった。拍子抜けと言えばそうだが、逆に大事に至らなくてよかったと胸をなで下ろした次第である。それでもこの段階でボディまわりの雪を取りのぞき、翌日はまったく普段どおりに走り出すことができた。

ところでV60が持つ運転しやすいボディサイズは、走れば走るほど魅力的に感じる。それは運転していると本当によくわかるのだ。大きすぎず小さすぎず、日本ではなかなか絶妙な大きさである。

さらに360度ビューカメラ、リアビューカメラも装着されているので狭い道、駐車場などでとても重宝している。障害物が近いとアラート音で警告してくれるし、このあたりインスクリプションは、すべて標準装備されていて価格は600万円を切るのだからバリューはとても高いだろう。

たとえばオプションの電動パノラマサンルーフ(20万6000円)、Bowers&Wilkinsプレミアムサウンドオーディオシステム(32万円)、FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシー(11万円)などを付けても63万6000円のプラスである。これは、ライバル車にとってとても驚異的な価格ではないだろうか。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

■第3回/2019年1月23日~2月21日(3カ月目)のデータ
・オドメーター:9596km
・走行距離:1053km
・給油量:109.4L
・実燃費:9.6km/L

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