2021年9月29日、アルピナ社の日本総代理店ニコル・オートモビルズは新型BMWアルピナ B8 グランクーペの販売を開始した。同日、八芳園(東京都港区)で行われたジャパンプレミアでは同社の副社長、ミヒャエル・ヴィット氏が出席し、「現在手に入れることのできるクルマの中で、もっともセクシーで、もっともエレガントなモデル」と説明した。

0→100km/hは3.4秒、巡航最高速度は324km/h

搭載される4.4LのV8ツインターボエンジンは、ターボチャージャーとクーリングシステムの入念な最適化によってエンジンの出力特性とスムーズで卓越したスロットルレスポンスを実現している。最高出力は621ps、最大トルクはわずか2000rpmで800Nmを発生し、5000rpmまで維持する。それにより、静止状態から3.4秒で100km/hまで加速、巡航最高速度は324km/hを誇る。

トランスミッションはアルピナスウィッチトロニック付きの8速スポーツAT。駆動方式はBMW xDriveシステムをベースに、リアにはリミテッドスリップデフ(LSD)を装着するなどの手を加えた「アルピナアルラッド」の4WD。さらに後輪操舵のインテグレイテッドアクティブステアリングも装備している。

画像: オーバル形状の4本出しマフラーが目を引くリアビュー。ディフューザーもBMWアルピナモデルの専用品となる。

オーバル形状の4本出しマフラーが目を引くリアビュー。ディフューザーもBMWアルピナモデルの専用品となる。

オーバル型の4本出しのテールパイプはアルピナのトレードマークのひとつ。リアエプロンにエレガントに組まれており、そのフォルムと美しく融合している。このアルピナスポーツエキゾーストシステムでは、走行モードとアクセル開度に応じて、洗練された控えめなアルピナ仕立てのサウンドから、低音を力強く響かせるエモーショナルなスポーツサウンドまで幅広い響きを奏でる。

サスペンションは、ハイドロマウント付きのフロントストラットにアイバッハ社製のスプリングという組み合わせで、長距離走行時におけるファーストクラスとしての快適性と正確なハンドリングをアルピナ独自のレシピによって調和させている。ステアリングは繊細で精緻なレスポンスを実現し、アダプティブダンパーによって、コンフォートプラスからスポーツプラスまで様々な走行モードで卓越したドライビングエクスペリエンスを味わうことが可能となっている。

画像: アルピナモデルを象徴する20スポークデザインの鍛造ホイール。奥に覗くのはブレンボ社製の4ポットキャリパーだ。

アルピナモデルを象徴する20スポークデザインの鍛造ホイール。奥に覗くのはブレンボ社製の4ポットキャリパーだ。

足まわりには、アルピナ史上初めて21インチの大径ホイールを標準装着としている。アルピナ伝統の20スポークデザインを踏襲したアルピナクラシック鍛造ホイールは、重量バランスも最適化し、美しいフォルムに仕上げられている。組み合わせるタイヤは、ピレリと共同開発した専用タイヤで、フロントには走行時における車内の快適性、静粛性を高めるピレリノイズキャンセリングシステム(PNCS)を装備している。

今回展示された2台のボディカラーは、アルピナブルーとアルピナグリーンで、BMWアルピナモデルだけにオプションとして用意されている限定ボディカラーだ。新型BMWアルピナ B8 グランクーペは2021年9月29日より販売開始され、価格は左ハンドル仕様が2557万円、右ハンドル仕様が2602万円となる。

画像: 展示車のボディカラーはBMWアルピナモデル専用の限定カラー・アルピナブルー(左)とアルピナグリーン(右)。

展示車のボディカラーはBMWアルピナモデル専用の限定カラー・アルピナブルー(左)とアルピナグリーン(右)。

BMWアルピナ B8 グランクーペ

●全長×全幅×全高:5090×1930×1430mm
●ホイールベース:3025mm
●車両重量:2140kg
●エンジン種類:V8 DOHCツインターボ
●排気量:4394cc
●最高出力:457kW(621ps)/5500-6500rpm
●最大トルク:800Nm/2000-5000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
●WLTP燃費:8.4km/L
●タイヤ:前245/35ZR21、後285/30ZR21
●巡航最高速度:324km/h
●0→100km/h加速:3.4秒
●車両価格:2557万円(左ハンドル)/2602万円(右ハンドル)

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