2021年10月20日、日産自動車(以下、日産)はワンボックス 乗用車&商用車「キャラバン」のガソリン車をマイナーチェンジして販売を開始すると発表した。

ガソリン車は「NV350キャラバン」から「キャラバン」に車名を変更

キャラバンは、日産のワンボックス型 乗用車(ワゴン)&商用車(バン/マイクロバス)だ。1973年に初代が発表され、現行型は2012年に発表された5代目で、このときに車名を「NV350キャラバン」としたが、今回のマイナーチェンジでガソリン車のみ「キャラバン」に戻った。(ディーゼル車は変更なし)

画像: キャラバン ワゴン EX(2WD) ロングボディ。ボディカラーは、ピュアホワイトパール。

キャラバン ワゴン EX(2WD) ロングボディ。ボディカラーは、ピュアホワイトパール。

エクステリアでは、フロントグリルとバンパーを刷新し、よりダイナミックで力強いデザインとした。ボディカラーには、雪原を想起させる「ピュアホワイトパール」、漆黒の夜空をイメージした「ミッドナイトブラック」、アウトドアシーンで存在感が光る「ステルスグレー」という3つの新色を追加して全8色のラインアップとした。

また、上記3色に加えてインペリアルアンバー(濃い茶系色)は、新開発の特殊高弾性樹脂を配合した特別塗装色。日常使用での擦りキズや表面の劣化を防ぐ塗料「スクラッチシールド」を採用している。

インテリアは、黒を基調に落ち着いた雰囲気を演出する。また、メーターに視認性や操作性を大幅に向上した新型ファインビジョンメーター(5インチTFTディスプレイ付き)を採用。ハンドルをD型シェイプの新形状とし、シートトリムの生地を刷新するなど、質感も大幅に向上させている。

先進安全装備では「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車に標準装備し、天候や周囲の明るさに左右されにくいミリ波レーダーとカメラを併用することで、歩行者検知も可能にした。さらに一部グレードに、デジタル映像を映し出す「インテリジェントルームミラー」を標準装備、「インテリジェント アラウンドビューモニター」の機能性も向上させるなどにより、キャラバンのガソリン車は全車「セーフティ サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)」の対象となった。

その他にも、中立姿勢を維持し長時間のドライブでの疲労を軽減する「スパイナルサポート機能付きシート」を全車に標準装備。また、抗菌加工をシートバックとクッション、そしてステアリングのグリップ部分に施し、全グレードに採用している。

画像: 左がキャラバン バン DX(4WD)、右がキャラバン マイクロバス GX(4WD)。

左がキャラバン バン DX(4WD)、右がキャラバン マイクロバス GX(4WD)。

2Lと2.5Lのエンジンそのものに変更はないが、従来5速だったATを多段化&ワイドレンジ化した7速ATに刷新。動力性能と燃費性能の向上だけでなく、高速走行時の静粛性にも寄与している。さらに、マニュアルシフトモードも加えられている。

また、2.5Lモデルに4WDを追加し、MT車を廃止するなど、バリエーションも変更されている。

日産 キャラバン 主な車両価格(税込)

ワゴン(2.5L/2WD&4WD/10人乗り):278万4100円〜409万7500円
バン(2L&2.5L/2WD&4WD/3〜9人乗り):241万2300円〜329万3400円
マイクロバス(2.5L/2WD&4WD/14人乗り):344万4100円〜375万4300円

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