プジョーPHEVのハイパフォーマンスモデル、508SW PSE(プジョースポール エンジニアード)に試乗できた。PSE専用のスタイリングはただものではない雰囲気を漂わせ、システムトータルで360ps/520Nmを誇る。そのハイパフォーマンスな走りを確かめてきた。

高性能電気モーター搭載のハイパフォーマンス4WD

画像: 20インチのツートーンダイヤモンドカットアルミホイールを標準装備する。

20インチのツートーンダイヤモンドカットアルミホイールを標準装備する。

プジョーが日本市場への導入を検討していると言われている508の高性能バージョンが「508 PSE(プジョースポール エンジニアード)」である。そのステーションワゴンである508SW PSEに、ドイツフランクフルトの近郊で試乗することができた。

プジョーの高性能モデル開発部門であるプジョースポールが手がけた508PSEは、電動化技術を用いたかつてないドライビングフィールのハイパフォーマンスカーを目指して開発された。現行の508には、すでにPHEVの508ハイブリッドが用意されているが、このPSEモデルもPHEVである。しかも前後に高性能な電気モーターを搭載したハイパフォーマンス4WDだ。

一見してスペシャルモデルとわかるスタイリングは専用である。ボディ各所にプジョースポールの新しいシグネチャーである、「クリプトナイトクロー」と呼ばれる蛍光イエローの3本のラインがあしらわれ、フロントのサイドエアインテークや専用のフロント4ピストンブレーキキャリパー、インテリアのステッチなどもこの蛍光イエローで統一。ボディ全体でハイテク感を演出している。

また専用デザインの前後エアロバンパーやフロントグリル、専用20インチアルミホイールを装着。トレッドもフロントが24mm、リアは12mm広げられ、専用チューンの可変ダンパーも装着。2022年からWECに参戦するハイパーカー「9X8」に通じるスポーティなイメージに仕立てられた。

ハイブリッドシステムは、フロントに最高出力200ps/6000rpm、最大トルク300Nm/3000rpmの1.6L直4ターボと110ps/320Nmを発生する電気モーター、8速ATを搭載。リアには112ps/166Nmを発生する電気モーターを積み、システム合計で360ps/520Nmという高性能を実現した。

車両後部に搭載されるリチウムイオンバッテリーは、容量11.5kWhで、モーターのみで最大42km(WLTP)、最高速度140km/hのEV走行も可能だ。

コクピットに腰を下ろすと、専用のスポーツシートは座面が低められていることがわかる。シートは優しく身体をサポートしてくれる感覚で、高性能モデルとしては快適な座り心地である。

This article is a sponsored article by
''.