2021年12月9日、横浜ゴムはADVANブランドの新製品2タイプを発表した。フラッグシップであるウルトラハイパフォーマンスタイヤ「ADVAN Sport V107（アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ）」と、ストリートスポーツの最高峰「ADVAN NEOVA AD09（アドバン・ネオバ・エイディ・ゼロキュウ）」だ。それぞれ2022年3月と2022年2月に販売を開始する。
ADVAN NEOVA AD09 ── 9年ぶりの新作は、コントロール性も大きく進化
カスタム＆チューニングカーにジャストフィットの、斬新かつ洗練された独自性の強いパターンデザイン。コントラストを鮮明にしたブランドロゴなどは「見せる」ための、重要なドレスアップポイントだ。価格はオープンプライス。
もう1本の新作「ADVAN NEOVA AD09」は、モータースポーツ・サーキットをルーツにした「ADVAN最強のストリートスポーツタイヤ」がコンセプト。従来の「ADVAN NEOVA AD08R」の後継モデルとして、9年ぶりに生まれ変わった。
「ADVAN NEOVA」シリーズが代々培ってきた「一番速く、一番楽しい」味付けは、もちろん継承されている。その上で「闘うADVAN」の異名にふさわしいドライグリップ、コントロール性、耐摩耗性能のさらなる進化が追求されている。
発売サイズは、スポーツカーから世界的なプレステージカーまで対応する275／30R2097W XL～165／55R15 75Vの20サイズ。2022年末までに21インチまでを含む計60サイズを追加する予定だ。
新プロファイルは、部材から見直し再設計した新構造や強さとしなやかさにこだわり抜いた設計で、YOKOHAMA史上最高レベルのケーシング剛性を実現しているという。また、緻密に最適化した専用の非対称トレッドパターンと粘弾性のバランスを追求した新コンパウンドが、優れたコントロール性を実現している。
耐摩耗性能も向上していることも、朗報だろう。ストリートはもちろん、サーキット走行においても長く使用できるロングライフを実現している。スポーツ走行のベテランからビギナーまで、幅広い層に受け入れられるマルチパフォーマーと言えそうだ。
