コンパクトSUVとしてシトロエン理想の1台に
C3エアクロスSUVは、2017年末に現行型がグローバルローンチ（日本では2019年から導入）され、世界で約33万台を販売している。今回、2021年夏に本国でマイナーチェンジされたモデルが日本にも導入され、イベント会場でお披露目された。
エクステリアではフロントフェイスを一新。シトロエンのマークであるダブルシェブロンからサイドに伸びるクロームラインはランプへとつながっている。グリルは内部ルーバーの縦方向を強調した意匠とし、スキッドプレートをイメージしたバンパーはより直線的になり、モダンでSUV的なものになった。ボディカラーには、ここで紹介しているカーキグレーほか2色を追加して、全5色の展開となる。
インテリアでは、クラス最高レベルの乗り心地と座り心地を提供するアドバンストコンフォートシートを採用。インパネにはシート生地と同じ霜降りグレーのファブリックを貼り込み、シックで現代的な雰囲気を醸し出している。また、パーキングブレーキの形状を変更し、カップホルダー（2個）を新設した。シートやラゲッジスペースの高い使い勝手に変わりはない。
パワートレーンは、130psと230Nmを発生する1.2L 直3ターボエンジン＋6速AT＋前輪駆動という組み合わせで、これは現行型とパワースペックも含めて変わらない。グレード構成は「SHINE（シャイン）」に統一されたが、17インチ アロイホイールやグリップコントロール、パノラミックサンルーフなどをセットにしたパッケージオプションが設定されている。
競争の激しいBセグメントのコンパクトSUVの中で存在感を示してきたC3エアクロスSUV。日本でも好調を維持しているが、このマイナーチェンジでさらに拍車がかかりそうだ。
■シトロエン C3エアクロスSUV SHINEパッケージ 主要諸元
●全長×全幅×全高：4160×1765×1630mm
●ホイールベース：2605mm
●車両重量：1320kg
●エンジン：直3 DOHCターボ
●総排気量：1199cc
●最高出力：96kW（130ps）／5500rpm
●最大トルク：230Nm（23.5kgm）／1750rpm
●トランスミッション：6速AT
●駆動方式：横置きFF
●燃料・タンク容量：プレミアム・45L
●WLTCモード燃費：16.7km／L
●タイヤサイズ：215／50R17
●車両価格（税込）：318万円
