2021年もコロナ禍の影響を受けたものの、さまざまなニューモデルが登場した。そこで年末年始特別企画として、Webモーターマガジンの連載企画「写真蔵」で紹介した人気ニューモデル トップ10をカウントダウンで紹介しよう。第5位は、メルセデス・ベンツ Cクラスだ。(2021年1月1日〜2021年12月20日のPVを集計)

第5位:メルセデス・ベンツ Cクラス(2021年6月29日発表)

1982年に登場した「190クラス」をルーツとするCクラスは、いまやBMW 3シリーズやアウディ A4とともに、プレミアム Dセグメントを代表するモデルとなった。今回の新型は、Cクラスとしては5代目、190クラスの時代から数えれば6代目にあたる。

スタイリングは、2021年1月に日本でも発表されたフラッグシップ「Sクラス」と似たプロポーションだ。従来型より全長は65mm、ホイールベースは25mm延長されたが、全幅の拡大は10mmに抑えられている(欧州参考値)。上下方向に薄くクールなデザインのヘッドランプや、三角形で横に長い2分割のリアコンビランプなども、Sクラス譲りのデザインだ。

インテリアもSクラスの要素を採り入れながら、Cクラスらしいスポーティさを加えている。メーターパネルは12.3インチの大型ディスプレイで、センターダッシュの縦型11.9インチのメディアディスプレイは、6度ドライバー側に傾けられている。

日本仕様のパワートレーンは、1.5L 直4ガソリンターボ+ISGのマイルドハイブリッド、2L 直4ディーゼルターボ+ISGのマイルドハイブリッド、そして1.5L 直4ガソリンターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドが設定され、全ラインアップが電動化された。

トランスミッションは9速ATのみで、4WDの4MATICもグレードにより設定される。また、後輪操舵システムの「リア アクスルステアリング」も採用され、Cクラスの美点である高い小回り性がさらに進化した。

安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」をはじめ、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」やAR(拡張現実)ナビゲーション、DIGITALライト、テレマティクスサービス「メルセデス ミー コネクト」など、安全&快適装備もプレミアム Dセグメントを代表するにふさわしい充実ぶりだ。今回、セダンと同時にステーションワゴンも発表されたが、デリバリーは2022年になりそうだ。

■メルセデス・ベンツ C200アヴァンギャルド(AMGライン装着車) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4785×1820×1435mm
●ホイールベース:2865mm
●車両重量:1700kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ+モーター
●排気量:1494cc
●最高出力:150kW<204ps>/5800-6100rpm
●最大トルク:300Nm<30.6kgm>/1800−4000rpm
●モーター最高出力:15kW(20ps)
●モーター最大トルク:208Nm
●トランスミッション:9速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・66L
●タイヤサイズ:前225/45R18、後245/40R18
●車両価格(税込):654万円

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