2022年2月24日、ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(以下、HACI)は、「ホンダジェット」の2021年暦年(1月〜12月)のデリバリー数が37機となり、小型ジェット機カテゴリーにおいて5年連続で世界第1位を達成したことを発表した。

多くの賞を受賞し、高い信頼性で業界をリード

ホンダジェットは、HACIが製造するオリジナルの小型ジェット機だ。2015年12月に初号機がデリバリーを開始し、2018年5月にはアップグレードモデルの「ホンダジェット エリート」を発表。そして2021年5月には運用性能や操縦性を向上した「ホンダジェット エリートS」を発表し、航空専門誌であるAIN(アビエーション インターナショナル ニュース)より「トップフライト賞」を受賞した。

2021年暦年のデリバリー数は37機で、2020年暦年の31機を上回った。これで小型ジェット機カテゴリーにおいて、5年連続で世界第1位を達成している。(General Aviation Manufacturers Association 調べ)

画像: 2021年12月にデリバリー200機目となったホンダジェット エリートS。

2021年12月にデリバリー200機目となったホンダジェット エリートS。

HACIでは、2021年に次世代のビジネスジェット コンセプト「ホンダジェット 2600 コンセプト」を発表。また、同年12月には200機目のホンダジェットをデリバリーしたほか、2022年に入っても、1月にグローバルでのホンダジェットの総飛行時間が10万時間以上を記録するなど、数多くのマイルストーンを達成している。

ホンダジェットのアフターサービスに関しては、高水準のサービスと技術者の専門性が評価され、米国連邦航空局(FAA)が実施留守「ウイリアム(ビル)オブライエン 航空メンテンス技術者賞プログラム」において、最高レベルでアス「ダイヤモンドレベル AMT賞」を受賞した。

HACIは2015年にホンダジェットをデリバリー開始以来、高水準のカスタマーサービスとサポートを提供し、カスタマーの高い満足度を維持している。また、ホンダジェットは航空機の信頼指数である出発信頼度(余裕時間を含んだ定時に出発した回数と全予定出発回数との比をある期間で計算したもの)では、高い信頼性で業界をリードしている。

なお、グローバル展開においては、14カ国目となるタイでの型式証明を取得し、運用を開始した。2022年2月現在、ホンダジェットは北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、日本、およびロシアで販売されており、200機以上が世界中で運用されている。

■ホンダジェット エリート 主要諸元

●全長×翼幅×全高:12.99×12.12×4.54m
●客室の全長×全幅×全高:5.43×1.52×1.47m
●最大巡航速度:782km/h
●最大運用高度:1万3106m
●航続距離:2661km(エリートSは2883km)
●最大定員:乗員1名+乗客7名、または乗員2名+乗客6名

This article is a sponsored article by
''.