2022年3月18日、いよいよF1グランプリが開幕する。開幕戦の舞台はバーレーン。新型コロナウイルスがグランプリにどのような影響を及ぼすか、ウクライナ情勢はどうなるのか不透明のまま、22戦におよぶ長いシーズンが始まろうとしている。はたして今年のF1グランプリはどんな戦いになるのか、シーズン開幕を前に、7回にわたって変更点、注目ポイントをチェックしていこう。本記事は第2回目。

ジョージ・ラッセルがメルセデスに移籍

2022年シーズンのエントリーチーム、ドライバーに大きな変化はないが、それでもいくつかの移籍、異動、変更がある。

新たにF1デビューを果たすのは、史上初の中国人ドライバー周冠宇(ジョウ・グアンユー/22歳/カーナンバー24)。引退したキミ・ライコネンにかわって、アルファロメオからエントリーする。アルファロメオは、もうひとりのドライバーもアントニオ・ジョヴィナッツィにかわってバルテリ・ボッタスを起用することを決定しており、フレッシュな布陣でシーズンを戦うことになる。

トップチームでは、メルセデスに加入するジョージ・ラッセルの走りに注目が集まる。2020年の第16戦サヒールGPでは新型コロナウイルスに感染したハミルトンの代役を務めて、メルセデスのマシンをドライブ。いきなり予選で2番手を獲得し、決勝ではタイヤの装着ミスやパンクに見舞われたものの、あわや優勝かという快走を見せて話題となった。ハミルトンの後継として期待されての起用となるはずだ。

ラッセルの移籍によって空いたウイリアムズのシートには、アレックス・アルボンが座る。アルボンは2019〜2020年にトロロッソ、レッドブルで活躍しているのでおなじみだろう。レッドブルを離れてどういう走りを見せるか興味深い。

チームエントリーでは、フェラーリが「スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウイノウ」から「スクーデリア・フェラーリ」にチーム名称を変更。これはスポンサーであるフィリップモーリスとの契約上の変更であるという。またアルファロメオも「アルファロメオ・レーシング・オーレン」から「アルファロメオF1チーム・オーレン」に変更している。

ちなみに、ホンダのF1活動休止により、レッドブルレーシングとスクーデリア・アルファタウリのチーム名から「ホンダ」の名称は消えている。また、2021年ドライバーチャンピオンのマックス・フェルスタッペンはカーナンバーを「33」から「1」に変更した。カーナンバー「1」は前年のチャンピオンにのみ選択が許される。

なお、ロシアによるウクライナ軍事侵攻をうけて、ハース F1チームはチーム名からメインスポンサーの「ウラルカリ」の名称を外し、ニキータ・マゼピンにかわってケビン・マグヌッセンを起用することを急遽発表している。

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