チームの底力が問われる2連戦が8回、3週連続開催も
2022年のF1は当初23戦が組まれていたが、ロシアのウクライナ侵攻をうけて、9月23〜25日に開催予定だったロシアGPの中止が決定。3月18日〜20日のバーレーンGPから11月18日〜20日のアブダブGPまで、8カ月で22戦が開催されることになった。(ロシアGPの代替イベントは未定)
実はこのスケジュール、11月21日〜12月18日までカタールで開催されるサッカーワールドカップと重ならないように調整、近年より早くF1シーズンを終了することになる。これによって2連戦を8回、3連戦を1回という2022年シーズン以上の過密スケジュールなのだ。
初開催となるグランプリは第5戦マイアミGP。アメリカGPは第19戦にオースティンでのレースが組まれているので、アメリカで2戦行われることになる。
注目はパンデミックの影響で中止を余儀なくされてきた日本GP、オーストラリアGP、カナダGP、シンガポールGPが久しぶりに開催されること。その一方で2021年開催されたトルコGPとポルトガルGPはスケジュールから消えている。また、中国GPは3年連続で開催されない。カタールGPもサッカーのワールドカップのため開催が見送られた。
2021年に初めて導入されたスプリント予選フォーマットは2022年も実施される予定だが、コスト削減との兼ね合いもあって、どのグランプリで開催されるか未定。なお、モナコGPは伝統的な木曜スタートのフォーマットを廃止し、他グランプリと同様の金曜スタートに変更される。
いよいよ、3月18日にバーレーンGPが開幕する。
2022年F1世界選手権カレンダー
第1戦:3月20日/バーレーンGP(サヒール)
第2戦:3月27日/サウジアラビアGP(ジェッダ)
第3戦:4月10日/オーストラリアGP(メルボルン)
第4戦:4月24日/エミリア・ロマーニャGP(イモラ)
第5戦:5月8日/マイアミGP(マイアミ)
第6戦:5月22日/スペインGP(バルセロナ)
第7戦:5月29日/モナコGP(モナコ)
第8戦:6月12日/アゼルバイジャンGP(バクー)
第9戦:6月19日/カナダGP(モントリオール)
第10戦:7月3日/イギリスGP(シルバーストン)
第11戦:7月10日/オーストリアGP(シュピールベルク)
第12戦:7月24日/フランスGP(ポールリカール)
第13戦:7月31日/ハンガリーGP(ブタペスト)
第14戦:8月28日/ベルギーGP(スパ・フランコルシャン)
第15戦:9月4日/オランダGP(ザントフォールト)
第16戦:9月11日/イタリアGP(モンツァ)
第17戦:10月2日/シンガポールGP(シンガポール)
第18戦:10月9日/日本GP(鈴鹿)
第19戦:10月23日/アメリカGP(テキサス)
第20戦:10月30日/メキシコGP(メキシコシティ)
第21戦:11月13日/ブラジルGP(インテルラゴス)
第22戦:11月20日/アブダビGP(アブダビ)