2022年3月8日、スーパー耐久シリーズを展開・運営するスーパー耐久機構(STO)は、2022年の冠スポンサーにエネルギー企業のENEOSを迎え、名称も「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook」としたことを発表した。同シリーズは近年カーボンニュートラル車両の参戦を積極的に行っており、アジアを代表するエネルギー企業とのタッグは脱炭素化に向けてさらなる発展を予感させる協定となった。

カーボンニュートラルに向けて大会を支える

クルマ社会、そしてモータースポーツ界にとって避けては通れないカーボンニュートラルだが、スーパー耐久機構(以下、STO)が主催するスーパー耐久シリーズは、積極的に水素エンジンやバイオ燃料を使った車両の参戦を推奨してきた。

スーパー耐久は30年以上の歴史を持ち、スーパーカーから街乗りのクルマまで、よりバラエティに富んだ車両の参加により、年間で50台以上もエントリーする耐久レースである。2018年からシリーズに組み込まれた24時間レースは、参加者やファン、そして運営者が非日常的な時間を共有し、レースの楽しみ方の幅を拡げている。

画像: キャンプやバーベキューといった各々のスタイルでレースを楽しめるのが24時間レースの魅力のひとつ。

キャンプやバーベキューといった各々のスタイルでレースを楽しめるのが24時間レースの魅力のひとつ。

そして近年カーボンニュートラルな社会実現に向けた、実証実験の場としての役割も組み込まれた。具体的にはじまったのは2021年の水素エンジン車両参戦、さらに2022年にバイオディーゼル車両の参加である。未来のモータースポーツの姿を目指しながら、社会的役割も含めた新たなステージへの舵を切っている。

そんな同シリーズの冠スポンサーになったENEOSは、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献することを理念としている。今回のパートナーシップを基盤に、モータースポーツ界やクルマ社会だけでなく、社会の発展や未来の生活にも貢献していくことを目指していくという。

STO事務局長 桑山晴美氏は「この度、ENEOS様にご支援いただくことになり、大変感謝をしております。日本も脱炭素社会の実現を目指す中、シリーズの成功を通じ、新しい価値の共創を目指してまいりたいと存じます」とコメント。

ENEOS代表取締役社長 社長執行役員の大田勝幸氏は「グループの2040年長期ビジョンにおいて、自社排出分のカーボンニュートラルの実現などを通じて低炭素・循環型社会の形成に貢献することを掲げている当社は、同シリーズの取り組みに共感し、この度、2022年シーズン(全7戦)に協賛し、大会運営を支えてまいります」とコメントを発表した。 ENEOSのロゴは、全参加車両のフロントガラスに表示される。
(写真提供:スーパー耐久機構)

スーパー耐久シリーズ2022 概要

・名称:ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powerd by Hamkook
・主催:スーパー耐久機構事務局
・公式サイト:https://supertaikyu.com/
・スケジュール:
第1戦 3月19〜20日 鈴鹿サーキット(5時間)
第2戦 6月3〜5日 富士スピードウェイ(24時間)
第3戦 7月9〜10日 スポーツランド SUGO(3時間×2レース)
第4戦 7月30〜31日 オートポリス(5時間)
第5戦 9月3〜4日 モビリティリゾートもてぎ(5時間)
第6戦 10月15〜16日 岡山国際サーキット(3時間×2レース)
第7戦 11月26〜27日 鈴鹿サーキット(5時間)

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