Jeep ’41 Concept ── プラグインハイブリッドで再現するWillysのレガシー
1941年、米軍向けの軍用車両として誕生したジープにとって、Willys=ウィリスという存在は誇るべきレガシーと言える。このジープ ’41 コンセプトは、そんなWillysの中でもとくに名作と言われる1941〜1945年のMBをオマージュしたモデル。クライスラー系の純正部品「MOPAR」が手掛けるジープ パフォーマンス パーツ(JPP)のアイテムが組まれている。

35インチのマッドテレインタイヤには、ボディカラーと同色に塗装された17インチホイールが装着される。
エクステリアカラーは「オリーブD.R.A..B ’41マットグリーン仕上げ」で、ブラックパウダーコーティングでされたスチールバンパー、ワーンウインチ、JPPバンパーフープで見事に装飾されています。トリムキャップは日焼けしたソフトトップを強調するなど、そこかしこにレトロなモチーフが盛りこまれている。
パワートレーンは、ラングラー4xeのプラグインハイブリッドシステムを搭載。2L 直4ターボとツインモーター、8速ATを組み合わせたオリジナルの諸元は最高出力380hp、最大トルク358Nmを発生する。
米国のEV燃費の指標であるMPGeを1リットル当たりに換算すると、およそ17.5km/Lと燃費的にも優れているうえに、電気モーターだけで約34km走ることも可能だ。

クラシカルなルックスと最新世代の「中身」のギャップは、ファンにはたまらない魅力のひとつと言えるかもしれない。
Jeep Rubicon 20th Anniversary Concept ── 聖地の名にふさわしい完成度
オフロード愛好家にとっては聖地とも言える全長約35kmの岩の道「ルビコン・トレイル」の名を冠した特別なラングラーが誕生したのが、2002年のこと。その誕生20周年を記念して製作されたカスタマイズモデルがこの「ルビコン 20thアニバーサリー コンセプト」だ。

2021年2月に、ジープ ブランドとしては11年ぶりに復活したV8エンジン搭載グレードがベース。排気量392立方インチ(6.4L)から最高出力470hp、最大トルク637Nmを発生する。
もっともパワフルなルビコン392をベースに、センタースクープ付きパフォーマンスフード、ハーフドア、サイドパネルが取り外し可能なスカイワンタッチパワートップなどでカスタムメイド。
さらにマットグラナイトクリスタル・エクステリアビニールラッピングには、ゴールドの牽引フックと記念フードデカール、アメリカンフラッグフェンダーデカールといったJPPのパーツが組まれている。
Jeep Wrangler Overlook concept

2021年開催のSEMAショーで展示されたデザインコンセプト。3列シートのラングラーを提案している。
Jeep Bob Concept

ジープ グラディエーター ルビコンをベースに、ピックアップトラックベッドを装備したロングオーバーハングスタイルにカスタマイズ。
Jeep D-Coder Concept by JPP

フロントガラスは標準的なものの約3倍もの強度を備えるほか、高い渡河性能を実現するシュノーケルなど「タフネス」にこだわった仕立だ。
Jeep Birdcage Concept by JPP

プラグインハイブリッドの4xeをベースに、フロントアプローチ角度を改善するカスタムロックスライダースキッドプレートなど、多彩なアクセサリを装備している。