名称はマツダのモータースポーツマインドを表現
マツダは「モータースポーツをより身近に、仲間と繋がり、ともにスピードスポーツを楽しむコミュニティ」を旗印に「倶楽部 マツダスピリットレーシング」の取組みを開始した。その名称には、ル・マン24時間レースをはじめとする、過去にマツダが参加してきたモータースポーツにおける、「諦めずに挑戦し続けた志」を現代に受け継ぎ、挑戦するひと、応援するひととともに盛り上げていきたいとのスピリットが込められているという。
活動の軸は、2021年11月に立ち上げたレーシングチーム「マツダ スピリット レーシング」が担い、2022年夏以降には、アプリ「倶楽部 マツダスピリットレーシング」の配信も予定されている。アプリでは、ユーザー同士のオンラインコミュニティ機能に加えて、オリジナルグッズやカスタマイズカーのアイディア募集など、メーカーとユーザーがコミュニケーションできる機能も用意される。
「オートモビルカウンシル 2022」のマツダブースには、2022シーズンのENEOS スーパー耐久シリーズに参戦予定の「マツダ スピリット レーシング ロードスター」が中央に展示され、注目を集めていた。
また、「倶楽部 マツダスピリットレーシング」ブランドで、マツダのエンジニアやデザイナーが開発に協力して他社とのコラボレーションにより誕生したグッズ、ドライビングシューズ(ミズノとコラボ)、ドライビンググローブ(ヨークスとコラボ)、ドライビングサングラス(JINSとコラボ)が参考展示された。ウエア類も、Tシャツやブルゾン、キャップなどが参考出品され、いずれも2022年中には販売を予定している。
さらに、「倶楽部 マツダスピリットレーシング」のイメージを具体化したバイクコンセプト(自転車)も展示された。これは「マツダ スピリット レーシング ロードスター」のイメージをタイムトライアル競技用自転車に落とし込んでマツダのデザイナーが手がけたもの。残念ながら市販の予定はないそうだ。
モータースポーツをより身近に、「共に挑む」をスローガンに展開するという「倶楽部 マツダスピリットレーシング」。マツダ ファンならずとも、今後の展開に注目しておきたい。