絶好調ルクレール、今季6戦目で早くも4度目のポール
バルセロナは快晴で、金曜日、土曜日と気温が高い中で、フリー走行と予選が行われたが、ルクレールは絶好調で、3回のフリー走行すべてで最速タイムをマークすると、予選でもソフトタイヤを温存しながら最後のアタックで唯ひとり1分18秒台のスーパーラップを記録してポールポジションを獲得した。
唯一、Q3の最初のアタックでスピンを喫してノータイムに終わったが、なにも問題はなかった。
一方、フェルスタッペンは最後のアタック中に「パワーがない!」と訴えて逆転ならず、2番手となった。
注目はメルセデスの復調。アップデートに成功してポーパシング(マシンの縦揺れ)を解決、Q2では一時1-2体制を築くなど躍進を見せ、Q3ではラッセルが4番手に喰い込む走りを見せた。ここで気なるのは、ハミルトンがまたもやラッセルの後塵を拝したこと。決勝でメルセデスのふたりの戦いがどうなるかも興味深い。
アルファタウリは苦戦が続いている。ピエール・ガスリーはトラブルに見舞われてフリー走行3回目をほとんど走れず、角田裕毅も調子が上がらないまま予選にのぞみ、ともにQ2まで進んだものの、角田が予選13番手、ガスリーが予選14番手が精一杯だった。
タイヤを供給するピレリは「ソフトタイヤがミディアムに対してラップあたり1秒強のアドバンテージがあったため、予選ではすべてのドライバーがソフトタイヤを使用、ソフトタイヤのマネージメントが重要なポイントになりました。決勝では2ストップが最速と予想されますが、3ストップの可能性がないわけではありません。理論的にはミディアム→ミディアム→ソフトがベストですが、ミディアム→ソフト→ソフト、ミディアム→ハード→ソフトも興味深い選択です。スペインではセーフティカーの可能性は高くなく、気温はさらに上がると予想されます」と分析している。
スペインGP決勝(66周)は日本時間5月22日22時(現地15時)に開始される。
2022年F1第6戦スペインGP予選 結果
1位16 C.ルクレール(フェラーリ)1:18.750
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 1:19.073
3位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:19.166
4位 63 G.ラッセル(メルセデス) 1:19.393
5位 11 S.ペレス(レッドブル) 1:19.420
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:19.512
7位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) 1:19.608
8位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:19.682
9位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス) 1:20.297
10位 47 M.シューマッハー(ハース・フェラーリ)1:20.368
・・・・・・・・・
13位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)
14位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)