3年ぶりのリアル展示会は多くのギャラリーでにぎわう
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、パシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展(以下、人テク)」が開催されたのは3年ぶり。また、リアルの展示だけでなくオンラインのみでの出展も27社あり、出展社数は計511社となった。
「将来のクルマ社会を展望する技術展」を謳う「人テク」は、まさに先進技術のオンパレードで、私大文系卒の筆者には難しいものも多い。ここでは、メーカーの展示やユニークなプロトタイプなど、見て分かりやすいものを中心に紹介しておこう。
■ヴァレオ 48V eシティカー
シトロエン アミ(日本未導入のコンパクトEV)をベースに、モーター/インバーター/減速機のオールインワンシステム「48V eアクセス」を搭載したフランスのサプライヤー、ヴァレオのデモカー。最高走行速度は100km/hで、CO2を発生せずに100kmの走行が可能。
■Grand-Huvo コンセプト 2022
住友重工が開発した高張力鋼板「STAF」を用いて、プロトタイプのリーディングカンパニーであるトピアが製作したモデル。スバル XVのプラットフォームを用いて、OZコーポレーションのEVコンバージョンキットを搭載したEV。インテリアもオリジナルだ。
■いすゞ MU-X
いすゞがアセアン地域やオーストラリアなど、世界60カ国以上に輸出しているピックアップ派生SUV。140kW(約190ps)と450Nmを発生する3Lディーゼルターボを搭載した、3列7人乗り。日本で発売したらウケそうなのだが、現段階では予定はないという・・・。
「人テク」の来場者数は5万人を見込んでいるとのことで、世の中が少し落ち着いたせいか、リアルな展示会に飢えていた(?)多くのギャラリーが集まっていた。なお、この展示会は2022年6月29日から7月1日まで、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)でも開催される。
ここで紹介した3台を含めて、他のモデルや展示内容は以下のアルバムをご覧ください。(文と写真:Webモーターマガジン編集部 篠原政明)