2022年5月に、姉妹車の三菱 eKクロス EVと同時に発表されたのが、日産 サクラだ。いずれも発売は本年夏の予定だが、まずはそのディテールを写真で紹介しよう。

パワースペックなどはeKクロス EVと共通

リーフ、アリアに続く、日産の量販3モデル目となるバッテリーEVは、日本を象徴する花である桜に由来して、社員から募集して決定したという。

姉妹車にあたる三菱 eKクロス EVはeKクロス シリーズのひとつのバージョンとして登場したが、サクラはeKクロスの姉妹車であるデイズとは差別化されている。シールドと呼ばれるパネルタイプのグリルに、LEDのヘッドランプやリアコンビネーションランプを採用して、日産バッテリーEVのフラッグシップであるアリアに似たスタイリングとされている。

eKクロス EVのインテリアデザインはeKクロスやデイズと基本的に共通だが、サクラは2つのディスプレイを水平に配して、先進的に仕上げられている。シートには座り心地の良いソファーデザインを採用し、シートまわりの収納スペースも豊富に用意されている。パワートレーンは、最高出力47kWと最大トルク195Nmを発生する電気モーターで前輪を駆動する。駆動用バッテリーはリチウムイオン電池で、一充電の航続距離はWLTCモードで180kmというスペックは、eKクロスEVと共通だ。

上級グレードには高速道路同一車線での自動運転技術「プロパイロット」を標準装備し、駐車時の操作を自動制御する「プロパイロット パーキング」もオプションだが軽自動車で初搭載した。国からの補助金や自治体の助成金などを活用すれば、エンジンを搭載した軽自動車並みで購入できる価格設定もeKクロス EVと同じ。あとは、気に入ったスタイルを選ぶだけかもしれない。(写真:伊藤嘉啓)

■日産 サクラ G 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1655mm
●ホイールベース:2495mm
●車両重量:1080kg
●モーター:交流同期電動機
●最高出力:47kW/2302-10455rpm
●最大トルク:195Nm/0−2302rpm
●バッテリー総電力量:20kWh
●WLTCモード航続距離:180km
●駆動方式:FWD
●タイヤサイズ:155/65R14
●車両価格(税込):294万0300円

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