モータースポーツ由来のインテリアデザイン
滑らかなレザーとソフトな起毛仕上げのダイナミカを組み合わせたインテリアは、ハンドクラフトの技が光る。なかでも、ツートンカラースプリットは、このモデルのパフォーマンスの高さを予感させてくれるデザインとなっている。
スエード調の素材であるダイナミカは、ヒーター付きステアリングホイール、ギアレバー、シートクッション、シートバックレストに配置され、レザーハイドはシートボルスター、ドアパッド、インストルメントパネル周り、コンソール周りに配される。
各シートのヘッドレストには「S」のエンブレムが刺繍される。無償オプションでベントレーウイングの刺繍に変更することも可能だ。インパネは、モータースポーツとゆかりの深いクロノメーターからインスピレーションを得たデザインで、コンチネンタルGTスピードと共通のグラフィックが用いられる。なお、すべてのシートは、キルティングをオプションで選択することもできる。
フェイシアの金属製「S」バッジも小粋だ。イルミネーテッドトレッドプレートには「Bentley Motors Ltd」の代わりに「S」のデザインが刻まれる。
さて、ベントレー「Sシリーズ」の最高峰となる「フライングスパーS」だが、その初披露は6月23日から26日までイギリスで開催されるモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で行われる。
先に発表された「コンチネンタルGT S」、「コンチネンタルGTC S」とともに「ファーストグランス」クラスとしてヒルクライムに登場し、イベント開催中はパドックに展示される。そこには、ターボチャージャー付きベントレーの誕生40周年の祝いとして、新旧のベントレーも併せて展示される。