2022年、ホンダ・シビックは初代デビューから50年の節目を迎える。日本国内では7月から、さまざまなアニバーサリーイベントが開催されているが、ヨーロッパでもユニークなポスターやショートムービーなどによって、お祝いムり上がっている。「car for the world」の人気はどうやら万国共通らしい。
ホンダブランドを象徴するアイコンとして愛されてきた
1972年に初代が誕生して以来、ホンダ・シビックは11世代にわたって「運転するのが楽しく、経済的なコンパクトカー」のベンチマークとして、世界中で愛されつづけてきた。これまでに販売されたのは、170ヵ国分累計で2750万台以上。そのすべてに、「car for the world(世界のための車)」という普遍的コンセプトが貫かれている。
その誕生50周年を祝って、日本国内では青山本社ビルを皮切りに、モビリティリゾートもてぎ内ホンダコレクションホールでも「記念展」が開催される予定だ。
そして欧州でも、ホンダのブランドアイコンとも言うべきモデルのアニバーサリーを祝うリリースが、オフィシャルメディアサイトで紹介された。歴代のデザイン画をコラージュしたポスターらしき図版や、キュートなショートムービー5本が発信されている。
もちろん、11代目となる最新のシビックも欧州で好評を博しているようだ。強力なパフォーマンスと優れた効率の融合、広々とした室内、快適性と使い勝手の良さといった魅力は、言葉や文化の違いも乗り越えて、変わらぬ「価値」として認められている。同時に電動化というコミットメントにおいても、シビックは欧州のホンダにとってマイルストーン的役割を果たしているのだという。
「ホンダらしさ」を象徴するアイコンは50歳を迎えて、これからますます興味深い成熟と進化を遂げることになりそうだ。