V12ツインターボは715ps/753Nmを発生
フロントの長いボンネットの下に搭載される5.2LのV12ツインターボは、最高出力715ps、最大トルクは753Nmを発生。公称の0→60mph(96km/h)加速は3.4秒、最高速度は319km/h。エンジンとドライバーの間には、乗員を風から保護する小さなスリップストリームのみが設置され、DBR22は刺激的で鮮烈なマシンとなることを運命づけられている。
DBR22はドライバーとの一体感を高めることを目標に開発され、そのシャシは優れた精度、俊敏性、走行フィールのすべてを実現するように設計されている。DB専用のエンジン キャリブレーションとトルクを最大限に活用する8速パドルシフトATを組み合わせ、他のどのモデルとも異なる挙動と出力特性を備えている。
シャシ構造にもこだわり、フロントとリアに採用されるユニークなシアーパネルは、ねじり剛性をさらに高め、専用のキャリブレーションが施されたアダプティブ ダンパーは、優れたボディコントロールと洗練された走りを実現している。これにより、DBR22は公道でもサーキットでも至高のドライビングプレジャーを提供する。
リアのサブフレームは、アストンマーティンで初採用した3Dプリンターで製造された複数のアルミニウム素材を接着したものだ。これは大幅な軽量化と剛性の維持に加え、必要に応じて、非常に少ない数量のモデル用の特別なパーツを製造することができる。
2022年8月19日から21日まで、ペブルビーチ コンクール デレガンスに展示されるDBR22は、「Q by アストンマーティン」のごく限られたカスタマーを対象に製造される予定で、109年にわたるアストンマーティンの歴史の中で、もっとも希少な1台になると謳われている。果たして、日本には何台がやって来るのか。その姿を1日でも早く見てみたいものだ。