ドライバーが意のままに操ることのできる「芸術作品」
ボディスタイリングは、「形態は機能に従う」というコンセプトに基づいて開発。たとえば、ヴァンテージより40mm幅広いサスペンションを搭載するために、ボディ全体に広がるフロントスプリッターを備えた新しいフロントバンパーを採用、空力バランスをとるとともに冷却性能も向上させている。
インテリアにはセミアニリンレザーが採用され、ウィングロゴの刺繍とパーフォレーションパターンを採用したスポーツプラス・シートを標準装備。またオプションとして、ツイルカーボンファイバー製シェルを使用したカーボンファイバーパフォーマンスシートが用意されている。
もちろんオーナーはアストンマーティンのビスポーク・サービスである「Q by Aston Martin」を活用して、独自のキャラクターを高めることもできる。
■アストンマーティン マレク・ライヒマン チーフクリエイティブオフィサーのコメント
「デザインの観点から見ると、V12 ヴァンテージロードスターは、彫刻的な造形と有機的なラインを組み合わせています。その姿は、一流のアスリートやサラブレッドを連想させます。その一方で、V12ヴァンテージロードスターは、最高のパフォーマンスから生み出される負荷に対応できるようにシステムが開発され、効率を極限まで高めるために、エンジンに取り込むエア、車両全体、および車両周囲のエアフローを最大限に活用できるように設計されています。さらに、この車は、オープントップ・スポーツカーでなければ実現できないエキサイティングでドラマチックな走りを求めるドライバーのために製作されました。このプラットフォームは、デザイン面において、私たちが意図したコンセプトを現代的に表現するための機会を与えてくれました。その結果として生まれたV12ヴァンテージロードスターは、ドライバーが意のままにコントロール可能な芸術作品と言えるでしょう」
V12ヴァンテージロードスターの生産は2022年の第3四半期に開始される予定で、最初の納車は2022年の第4四半期に開始される。ただし、すでに完売となっている。