「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、メルセデス・ベンツ C63AMGクーペだ。

メルセデス・ベンツ C63AMGクーペ(2011年:ニューモデル)

画像: マイナーチェンジされたCクラスのクーペは、このC63AMGから日本に導入が開始された。

マイナーチェンジされたCクラスのクーペは、このC63AMGから日本に導入が開始された。

新型(編集部註:2011年当時)メルセデス・ベンツ Cクラスのクーペは、C63AMGから日本導入が開始された。いままでのCクラスにはなかったスタイリッシュなクーペボディにハイパワーな6.2LのV8ユニットを搭載。その走りっぷりは「AMG」の名に恥じないものと思われるが、まずは乗ってみることにしよう。

1967年に創業されたAMGは、もともとはレース一筋の小さなチューナーだった。しかし、傍らで始めたメルセデス・ベンツの市販車チューニングが人気を呼んで、やがてAMGがメルセデスにパーツを供給したり、コンプリートモデルを販売する関係に発展した。

そして1999年、メルセデスはAMGを買収。現在(編集部註:2011年当時)ではメルセデスの大半の車種にトップグレード的な位置づけとしてAMGモデルがラインアップされるようになった。

Cクラスをベースにした「C63AMG」には、これまでセダンとワゴンが存在したが、本国やヨーロッパなどではすでにリリースされているCクラス クーペの登場に合わせて、C63AMGクーペが追加設定された。日本市場へは、なんとこちらが先に導入されることになり、ノーマルのCクラス クーペはこのあとに導入が開始される予定だ。

さて、AMGらしくアグレッシブに武装したクーペボディは、サイズこそそれほど大きくないながらも存在感や迫力は満点! セダンやワゴンに比べると、やはりクーペボディはよりスポーティだ。しかも試乗車はパフォーマンスパッケージ装着車なので、カーボン製リアスポイラーやブラックホイールが迫力をさらに増幅している。

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