昨年は大声援を背にフェルスタッペンが快勝
昨年2022年のオランダGPはオレンジ色に染まった地元大観衆の熱狂的な声援を背にフェルスタッペンがポールトゥウインを決めて優勝した。大方の予想通り、決勝レースはポールポジションのフェスタッペンと予選2-3位のメルセデス勢の1対2の戦いとなったが、会心のスタートを決めてレースの主導権を握ったフェルスタッペンは、早めの早めピットストップ戦略を仕掛けるメルセデスの揺さぶりにも動じなかった。
![画像: 昨年2022年のオランダGPではフェルスタッペンが快勝。36年ぶりの開催となったオランダGPは熱狂に包まれた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/09/01/7091e1e0104911a4ef64ae8ba33f4fc1b06e1024.jpeg)
昨年2022年のオランダGPではフェルスタッペンが快勝。36年ぶりの開催となったオランダGPは熱狂に包まれた。
ハミルトンがアンダーカットを仕掛ける一方で、ボッタスをオーバーカットを狙うなど、メルセデスはあの手この手を仕掛けてきたが、フェルスタッペンは冷静にタイヤを労って走り、最後は余裕でトップのままゴールに飛び込んだ。
![画像: 昨年2022年のオランダGPの各ドライバーのタイヤ戦略。1ストップで走り切るドライバーが多かった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/09/01/0410a4229e15eacabc1c33fffe2d4fe701cdef2e.jpg)
昨年2022年のオランダGPの各ドライバーのタイヤ戦略。1ストップで走り切るドライバーが多かった。
■【参考】2021年F1第13戦オランダGP決勝 結果
1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)72周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+20.932s
3位 77 V.ボッタス(メルセデス)+56.460s
4位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)+1周
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+1周
6位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+1周
7位 55 C.サインツ(フェラーリ)+1周
8位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+1周
9位 31 E.オコン (アルピーヌ・ルノー) +1周
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)+1周
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リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
タイヤを供給するピレリは「オランダGPでは最も硬い3つのコンパウンドを選択しました。それは速くて狭いコーナー、大きな減速、厳しいアップダウンが続き、とくにターン3 とターン14 のバンクではダウンフォースと横方向のGという複合力がマシンにかかります。最も硬い 3 つのコンパウンドを指名したのはこのためです。 今シーズンの新しいタイヤ パッケージはトラックでのオーバーテイクが容易になるはずです。 また、C1コンパウンドと C2コンパウンドのギャップが以前よりも大きくなっているので、ソフトな 2 つのコンパウンドに重点が置かれるかもしれません。昨年はポジションを維持するために 1ストップを選択するドライバーもいましたが、今年は2ストップが多くなると思われます。ザントフォールトはその名前が示すように、砂が地表に吹き付ける影響を受ける可能性があります」と分析している。
![画像: オランダGP開幕を前に、ピレリが公表した分析データ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/09/01/61069970486d1545b5acbcf8a717efb939ff1c68.jpg)
オランダGP開幕を前に、ピレリが公表した分析データ。
さて2022年はどんなレースとなるのか。第15戦オランダGPは9月2日12時30分(日本時間19時30分)から始まるフリー走行で開幕する。
■2022年F1第15戦オランダGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:9月2日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
フリー走行2回目:9月2日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
フリー走行3回目:9月3日12時〜13時(日本時間19時〜20時)
予選:9月3日15時〜16時(日本時間22時〜23時)
決勝(72周):9月4日15時〜(日本時間22時〜)