移動販売を広げて、地域の活性化への貢献を目指す
ダイハツは全国の販売会社とともに、地域のユーザーの困りごとを解決し、暮らしを豊かにするべく、「コトづくり」として地域に根差したモビリティサービスの提供やCSR活動に取り組んでおり、「Nibako」もその一環だ。
「Nibako」は、新たに移動販売を行いたいと考える小売業等の事業者のニーズに応えるものだ。自動車メーカーならではの安全・安心、高品質で利便性の高い「Nibako」をリーズナブルな価格で貸し出し、新たに移動販売をする人などへの事業相談も受ける。さらに、2022年9月6日から事業者を対象としたWebサイトを開設し、2023年度にはスマホアプリも立ち上げ、消費者向けのコンテンツを追加予定だ。
ダイハツは、2021年12月のハイゼット発表会で、この「Nibako」による事業を発表し、実証実験を進めてきた。「Nibako」による移動販売が広がることで、これまでにない場所に人が集い、事業者・関連業者・消費者がつながり合う新しいコミュニケーションが生まれ、地域の活性化に貢献できるとダイハツでは考えている。
「Nibako」は、ベース車両となる軽トラックには手を加えず、荷台に積載して固定できる、その名のとおりの「荷箱」だ。改造届は不要。3カ所のトビラを開くことで、ひとりでも簡単に荷台をお店の形態にすることができる。「Nibako」の載せ降ろしは販売会社の店舗で実施する。
1カ月プランのお値頃感高し!楽しい「夢」が見られそうだ
レンタルされるものは、「Nibako」のほかに、スライド式パーティションウオール、付属のアルミ製ラック4個(Hi:2個、Mid:2個)、専用の固定具&ベルトのセットとなる。「Nibako」のレンタル期間は1日単位もしくは1カ月単位で設定可能。レンタル料金は車両(軽トラック)込みで、1日プランなら1万3200円(税込)から、1カ月プランは6万6000円(税込)。
「Nibako」を使った移動店舗は、小物類、食器類の物販、衣料品販売から、生花、野菜、お菓子、お総菜など、さまざまな業種・業態に対応可能だが、調理営業販売はできない。また、食品の販売は、各地域の保健所が定める条件を満たした上で、届出、または許可を得て、各自の責任で実施することになる。軽トラックとNibakoは販売会社の店舗で毎回整備し、貸し出される。将来的には「Nibako」のみのレンタルも開始予定だ。
ダイハツと販売会社では、移動販売に関するサポートや、ユーザーに向けたサービスなども展開していく予定だ。詳しく知りたい人は、まずは「Nibako」の公式Webサイトを覗いてみて欲しい。