2022年9月9日金曜日、F1第16戦イタリアGPがミラノ近郊のモンツァ・サーキットで開幕する。欧州ラウンドの最後を飾る3連戦の最終戦であり、シーズンがクライマックスへと突入することを告げるグランプリでもある。今年のイタリアGPはどんなレースになるのだろうか。

昨年はマクラーレンが1-2フィニッシュ

昨年のイタリアGPでは、26周目の第1シケインでルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が接触。フェルスタッペンのマシンがハミルトンに乗り上げる形でストップしてして両車リタイアとなった。

優勝したのはスタートでフェルスタッペンをかわしてトップに立っていたマクラーレンのダニエル・リカルド、チームメイトのランド・ノリスが2位に入り、マクラーレンが1-2フィニッシュを達成した。このグランプリはスプリント予選フォーマットで開催されたが、マクラーレンの2台は予選から直線スピードの速さを見せつけていた。

画像: 昨年のイタリアGP。マクラーレンがストレートで速さを見せて、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の戦いに割って入り、1-2フィニッシシュを達成した。

昨年のイタリアGP。マクラーレンがストレートで速さを見せて、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の戦いに割って入り、1-2フィニッシシュを達成した。

画像: 昨年のイタリアGP。ハミルトンがタイヤ交換を終えた26周目、後方からフェルスタッペンが急接近し、狭い第1シケインで接触。ともにリタイアとなった。

昨年のイタリアGP。ハミルトンがタイヤ交換を終えた26周目、後方からフェルスタッペンが急接近し、狭い第1シケインで接触。ともにリタイアとなった。

画像: 昨年のイタリアGPのタイヤ戦略。ミディアムとハードを使った1ストップが主流だった。

昨年のイタリアGPのタイヤ戦略。ミディアムとハードを使った1ストップが主流だった。

【参考】2021年F1第14戦イタリアGP決勝 結果

1位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)53周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+1.747s
3位 77 V.ボッタス(メルセデス)+4.921
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+7.309s
5位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+8.723s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)+10.535s
7位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス) +15.804s
8位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+17.201s
9位 63 G.ラッセル(ウイリアムズ・メルセデス)+19.742s
10位 31 E.オコン (アルピーヌ・ルノー) +20.868s
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リタイア 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
リタイア 44 L.ハミルトン(メルセデス)
リタイア 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

【参考】2021年F1第14戦イタリアGP スプリント予選 結果

1位 77 V.ボッタス(メルセデス)18周
2位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+2.325s
3位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス)+14.534s
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+18.835s
5位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+20.011s
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+23.4228s
7位 55 C.サインツ(フェラーリ)+27.952s
8位 99 A.ジョビナッティ(アルファロメオ・フェラーリ)+31.680s
9位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+31.680s
10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス) +38.671s
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16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)+49.977s
20位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)
※ V.ボッタス(メルセデス)はパワーユニット交換のため決勝では最後尾スタート。

【参考】2021年F1第14戦イタリアGP予選 結果

1位 77 V.ボッタス(メルセデス) 1:19.555
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:19.651
3位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:19.966
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1:19.989
5位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス) 1:19.995
6位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)1:20.260
7位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:20.462
8位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:20.510
9位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ) 1:20.611
10位 99 A.ジョビナッティ(アルファロメオ・フェラーリ) 1:20.808
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17位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

タイヤを供給するピレリは「超高速サーキットのモンツァでは低速コーナーが課題になります。全開の高速セクションから低速のテクニカルなセクションまでトラクションを確保するにはマシンの完璧なバランスと強力なリアエンドが必要です。とくに低ダウンフォース設定ではタイヤのメカニカル グリップが求められます。こうしたことを考慮してモンツァでは中間の硬さの3つのコンパウンドを選びました。ハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4です」とコメントしている。

画像: イタリアGP開幕に向けてピレリが公表した分析データ。

イタリアGP開幕に向けてピレリが公表した分析データ。

さて2022年はどんなレースとなるのか。第16戦イタリアGPは9月9日14時(日本時間21時)から始まるフリー走行で開幕する。

■2022年F1第16戦イタリアGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:9月9日14時〜15時(日本時間21時〜22時)
フリー走行2回目:9月9日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:9月10日13時〜14時(日本時間20時〜21時)
予選:9月10日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(53周):9月11日15時〜(日本時間22時〜)

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