6LのV12ツインターボは864bhpと1100Nmを発生

画像: ユートピアのインテリア。ほとんどのメーター類はアナログを採用している。

ユートピアのインテリア。ほとんどのメーター類はアナログを採用している。

ユートピアのインテリアは、エクステリア以上に独創的だ。モダンでもレトロでもない、時代を超越したものだ。ドライバーの前にある最小限のディスプレイ以外に画面はない。大画面の方がフィットしやすく、設計にかかる労力を大幅に節約できただろうが、美しさの多くを奪う。すべてのメーターは純粋にアナログで、微妙な数値が読みやすい。

シフトレバーは動きが分かるスケルトン構造を採用。中空スポークリムのステアリングホイールは、アルミニウム ブロックから作られた。ペダルも金属ブロックから作られている。

他のパガーニ車と同様にモノコックはカーボン製だが、新しい複合材料も開発して採用している。同じ密度で、38%もの剛性アップを果たしている。

画像: メルセデスAMGがパガーニのために開発した6LのV12ツインターボを搭載。

メルセデスAMGがパガーニのために開発した6LのV12ツインターボを搭載。

ユートピアに搭載されるパワーユニットは、メルセデスAMGがパガーニのために特別に製造した6LのV12ツインターボだ。最高出力は864bhp、最大トルクは1100Nmを発生。しかも、現在最も厳しいと言われる米国カリフォルニア州の排出ガス規制をクリアしている。

トランスミッションはDCTではなく、Xトラック社に開発を依頼したAMTだ。変速スピードは速く、しかもコンパクトで軽量だ。だが、マニュアルミッションを熱望する愛好家のために、7速MTも設定されている。

パガーニ第3のハイパーカー、ユートピアは99台が限定生産される。とはいえ、この99台は、既に特権的な愛好家に割り当てられているという・・・。

画像: ドアは前ヒンジのシザーズ式。リアエンド中央のエクゾーストエンドは、パガーニのアイデンティティである4本出し。

ドアは前ヒンジのシザーズ式。リアエンド中央のエクゾーストエンドは、パガーニのアイデンティティである4本出し。

■パガーニ ユートピア 主要諸元

●全長×全幅×全高:未発表
●ホイールベース:未発表
●車両重量:1280kg
●エンジン:60度V12 DOHCツインターボ
●総排気量:5980cc
●最高出力:635kW(864bhp)/6000rpm at 18℃
●最大トルク:1100Nm(112.2kgm)/5900rpm
●トランスミッション:7速AMT(Xトラック)もしくは7速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・未発表
●タイヤサイズ:前265/35R21、後325/30R22(ピレリ Pゼロ)

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