2022年10月4日、アルピーヌ・ジャポンはピュアスポーツカーのA110に新グレード「アルピーヌ A110 R(ALPINE A110 R)」を追加することを発表した。軽量高剛性なカーボンパーツを多用して、より本格的なスポーツ仕様に仕上げたという。

さらに磨きがかかった軽さ&圧倒的インパクトで違いを主張

現代に蘇ったアルピーヌ A110。2018年に日本デビューを果たしたときピュアとリネージというふたつのグレード展開から始まり、よりハイパワーなエンジンを搭載した「A110 S」や、ロングツーリングでの快適性を取り入れた「A110 GT」といったグレードがこれまでに展開されてきた。

画像: 発表の会場に現れたアルピーヌA110 Rのボディカラーは、2022年のアルピーヌF1チームのマシンカラーと同じ「レーシングマットブルー」。

発表の会場に現れたアルピーヌA110 Rのボディカラーは、2022年のアルピーヌF1チームのマシンカラーと同じ「レーシングマットブルー」。

そのほかにも、初代で人気だったボディカラー「ソリッドイエロー」の復刻や、左ハンドル仕様など台数限定車の導入(現在は右/左ハンドルを選択できる)も話題になった。

そんなA110シリーズに、2022年10月4日、もっともスポーツ色の強い新グレード「A110 R」が発表された。名称につけられた「R」とは「過激な」という意味もある「RADICAL」の略で、モータースポーツ由来のさまざまな技術を投入したグレードであるという。

発表会に登場した「A110 R」は、ベースモデルの優雅さを内包したピュアスポーツカーという印象とは大きく異なり、カーボンパーツをいたるとこに採用されたその名のとおり過激さを感じさせるもの。

そもそもA110はコンパクトで軽量な設計を施されたモデルでA110 Sで1120kgの車両重量だが、A110 Rはボンネットフードやルーフだけでなく、リアのエンジンルームを覆うリアウインドウも軽量・高剛性なカーボン製とすることで新たなスポーツ性を獲得。日本仕様の車両重量は正式発表されていないものの、欧州仕様で1100kgを下まわる1082kgになるという。

このほかにも、サーキットをはじめとする高速域での走行安定性を強化するためのフロントアンダースポイラーや大型のリアディフューザー、サイドアンダースカートもカーボン製として装着。トランクリッドにマウントされるリアスポイラーは形状こそA110 Sと同じものの、より後方へ配置、エアリフトを軽減するため「スワンネック」方式で固定されている。

画像: リアウインドウはカーボンパーツに置き換わっている。後方確認はカメラによる映像を映し出すのだろうか。現段階では発表されていない。

リアウインドウはカーボンパーツに置き換わっている。後方確認はカメラによる映像を映し出すのだろうか。現段階では発表されていない。

This article is a sponsored article by
''.