現在、シトロエンの「5」はフラッグシップに付けられている。つまり、新たに日本へ導入されたC5 Xはブランドを代表するモデルなのだ。(Motor Magazine2022年11月号より)

ガラス面が多く開放感あふれるインテリア

現在、日本に導入されているシトロエンのラインナップは、C3とC4、C5、そしてミニバンのベルランゴとなっている。その中でC5は、ブランドの頂点に位置するフラッグシップモデルである。つまり、最新テクノロジーはもちろん、ブランドの哲学を具現化したクルマづくりがなされているということだ。今回、日本へ導入されたC5 Xは、まさにそういったモデルなのである。

画像: 1.6L直4ピュアテックターボエンジンを搭載。モーターを組み合わせたPHEVもラインナップする。

1.6L直4ピュアテックターボエンジンを搭載。モーターを組み合わせたPHEVもラインナップする。

ところでモデル名に与えられた「X」は、CXに始まるブランドのXの系譜を継承しているという。さらにクロスオーバーの意味もある。そう、C5 Xは、セダンの持つスタイルの美しさとステーションワゴンの使い勝手、SUVの万能な走破性能を併せ持っているのである。

まずは、1.6L直4ターボエンジン搭載車から日本へ導入され、取材機会が設けられたが、その後に、1.6L直4ターボエンジンに最高出力110ps、最大トルク320Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム最高出力225ps、システム最大トルク360Nmを発生、WLTCモード燃費17.3km/Lのプラグインハイブリッド(PHEV)も導入される。

これまでの旧PSAのPHEVに試乗した経験から言うと電動化モデル好きには、こちらは大いに期待できそうだ。一充電走行距離(EV走行距離)も、65kmと「使える」PHEVに仕上がっていそうだ。

運転席に座るとガラスエリアが広く、開放感あるインテリアが視界に入ってくる。シートの座り心地もいい。このC5 Xには、プログレッシブ ハイドローリック クッションが全車に標準装備されているのも特徴だ。これはショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組み込みショックをさらに吸収する役目を持っている。これによりシトロエンらしいライド感をもたらしてくれるはずだ。

さらに新世代インフォテインメントシステムやADASも採用、長距離ドライブや渋滞時のストレスを軽減している。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:永元秀和)

画像: 中央には12インチのタッチ式スクリーンを配置。ミラースクリーン機能でApple CarPlayも使用可能。

中央には12インチのタッチ式スクリーンを配置。ミラースクリーン機能でApple CarPlayも使用可能。

シトロエン C5 X シャインパック 主要諸

●全長×全幅×全高:4805×1865×1490mm
●ホイールベース:2785mm
●車両重量:1520kg
●エンジン:直4DOHCターボ
●総排気量:1598cc
●最高出力:133kW(180ps)/5500rpm
●最大トルク:250Nm/1650rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・52L
●タイヤサイズ:205/55R19
●車両価格(税込):530万円

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