2022年10月3日、ダイハツはタントをマイナーチェンジし、新バリエーションの「ファンクロス」を追加設定した。今回はカスタムとファンクロスのディテールを写真で紹介しよう。

ミラクルオープンドアなどの使い勝手の良さはそのまま

タントは、スーパーハイト系というジャンルを開拓したダイハツの軽乗用車だ。現行モデルは2019年に発表された4代目にあたる。今回のマイナーチェンジでは、まずカスタムは立体感を強調して、より上質で迫力のあるスタイルに進化した。インテリアでは、ブラック基調に深みのあるブルーをアクセントにし、レザー面積を増やしたシート表皮やメッキ加飾で、シャープで緻密な印象を演出している。

新設定されたタント ファンクロス(以下、ファンクロス)は、力強いヘッドランプやタフさを表現したフロントグリル&バンパー、サイドガーニッシュやルーフレールなどを装着し、クロスオーバーテイストのエクステリアとしている。インテリアもカモフラージュ柄やオレンジ色のアクセントが特徴的だ。

タント シリーズのウリである、圧倒的に広い室内やミラクルオープンドアによる利便性や解放感はそのままに、ラゲッジスペースには上下2段調節式デッキボードなどを備え、使い勝手の良さを向上している。DNGAによる高い基本性能を継承し、エンジン制御の最適化で燃費性能も向上。スマートアシストによる安全性能も充実している。

軽乗用車はもとより自動車市場全体の「絶対王者」的存在であるホンダ N-BOXや、新たなバリエーションを追加したスズキ スペーシアといったライバルたちがひしめくスーパーハイト系の市場に、ファンクロスを加えたタント シリーズは再びチャレンジする。(写真:井上雅行)

タントカスタム RS 主要諸元 <>内はタント ファンクロス ターボ

●全長×全幅×全高:3395×1475×1755<1785>mm
●ホイールベース:2460mm
●車両重量:930kg<940>
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:658cc
●最高出力:47kW(64ps)/6400rpm
●最大トルク:100Nm(10.2kgm)/3600rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・30L
●WLTCモード燃費:21.2km/L<20.6>
●タイヤサイズ:165/55R15
●車両価格(税込):187万円<180万9500円>

This article is a sponsored article by
''.