トヨタ ノアは若いファミリー層に人気があることからスポーティなグレードに注目が集まり、スタイルやグレードも買取査定に影響しています。ここではトヨタ ノアの実勢買取価格を公開し、どうすれば高く売れるかそのポイントをお伝えします。
トヨタ ノアは若いファミリー層に人気のミニバンです。
世代が変わるたびに大きく進化を遂げてきたトヨタ ノアは各時代で人気が高く、すでに20年近く経つ初代ノアでも現役で販売される人気ぶりです。
しかし、新車販売台数も多いことから中古車市場にも多く流通しており、クルマの状況によっては買取価格に大きく差が出ることも特徴でしょう。
ここでは、人気が高いトヨタ ノアの実勢買取価格を公開し、少しでも高く売却する方法と店舗選びについて詳しくお伝えします。
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ノアの買取価格データを公開！
2001年にトヨタから乗用車タイプのミニバンとして登場したノアは、5ナンバーサイズで最大8人の乗車が可能です。しかも多くの荷物を積載できることから、ファミリーカーとして大人気になりました。
広くて快適な室内空間を演出するシートアレンジやスライドドアは、ユーザー目線に立った進化がなされ、激戦区のミニバン市場の中でもつねに人気車種として君臨しています。
人気であるがゆえに中古車としての球数も多く、買取店は程度が良いノアを求めているため、年式が古くなると査定額はかなり厳しい特徴があります。
初代ノアの買取実績
初代ノアの最終モデルが2007年なので、すでに15年前のクルマです。そのため、買取は底値と言えますが、まだまだ現役で走行できる状態の良い初代ノアの買取は行われています。
気になる買取実績は以下のとおりです。
| 年式 | 買取総額 |
|---|---|
| 2002年 | 40,400円～154,000円 |
| 2003年 | 159,000円 |
| 2004年 | 105,000円～160,000円 |
| 2005年 | 60,400円～82,000円 |
| 2006年 | 108,000円 |
| 2007年 | 86,000円 |
※情報提供：楽天Car車買取
15年以上前のクルマなので、買取価格は20万円に届くような個体はありません。年式による価格差がほぼ見られないのは、クルマの状態が年式より査定に影響しているからでしょう。
中古車市場においてリセールバリューが高いことで知られているノアは、広い室内空間と使い勝手の良さが魅力です。20年以上前のクルマにも価格が付くということは、リセールバリューの強さが伺えます。たとえ初代であっても程度が良ければ、買取店で一度は査定を取ってみると良いでしょう。
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2代目ノアの買取実績
2代目ノアは2007年6月に登場し、2013年まで生産されました。人気のミニバンなので中古車市場で多く流通していることから、どの買取業者も買取実績が豊富にあります。
その実勢買取価格は以下のとおりです。
| 年式 | 買取総額 |
|---|---|
| 2007年 | 146,000円 |
| 2008年 | 110,000円～193,400円 |
| 2009年 | 104,000円～270,000円 |
| 2010年 | 181,500円～348,400円 |
| 2011年 | 206,700円～518,400円 |
| 2012年 | 651,000円～694,000円 |
※情報提供：楽天Car車買取
すでに10年以上経過しているので、2代目ノアもかなり経年劣化が進んでいます。そのため、前期モデルはかなり買取が厳しいでしょう。
しかし2010年に行われたマイナーチェンジ以降のモデルで値段が付いています。特に後期モデルになるほど、装備が充実したグレードであれば高額査定に結びつく傾向です。
また、2010年以降からはトヨタのスポーツグレードであるG’zを販売しています。これを求める購買層も多く、上級モデルでスポーティなデザインであるほど買取は期待できるでしょう。
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3代目ノアの買取実績
3代目は2014年から約7年に渡り販売されました。中古車市場にもかなりの数が流通しており、買取も多く行われる人気車種です。
気になる買取価格は以下のとおりです。
| 年式 | ガソリンモデル買取総額 | ハイブリッドモデル買取総額 |
|---|---|---|
| 2014年 | 1,166,000円 | 1,384,000円～1,600,000円 |
| 2015年 | 1,073,000円～1,438,000円 | － |
| 2016年 | 1,166,700円～2,313,000円 | 1,260,000円 |
| 2017年 | 1,710,000円～1,901,000円 | － |
| 2018年 | 2,273,100円～2,403,000円 | － |
| 2019年 | 2,553,000円～2,753,000円 | 2,553,000円～3,284,000円 |
| 2020年 | 2,447,000円 | － |
※情報提供：楽天Car車買取
ハイブリッドモデルの買取価格のほうが高めなのは、もともとの新車価格が高いためです。しかしクルマの状態が査定に大きく影響するため、2016年モデルのようにガソリンモデルのほうが高い買取になるケースも見られます。
3代目は、2017年7月に大幅なマイナーチェンジを行いました。それに伴い、前期モデルは下落が激しい傾向です。一方、後期モデルの価格は堅調に推移していますが、2022年1月にフルモデルチェンジを行っているので、しだいに下落が加速していくでしょう。
前期モデルは早めに売却を検討したほうが良いですが、後期モデルも中古車市場に新型モデルが出回り始めると、買取価格は厳しくなることが予想されます。後期モデルであっても、高額買取を目指すなら早めの売却が良いでしょう。
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トヨタ ノアの中でも高額査定で期待できるモデルやグレードは？
ノアは若いファミリー層に人気のクルマなので、装備面やデザインが買取査定に大きく影響します。また、使いやすさを高める装備だけでなく、広い室内を有効活用できる乗車定員設定もポイントでしょう。
これらを踏まえると、広い室内を使いやすくアレンジできるスポーティなノアが魅力となり、高額査定で期待できるポイントは以下の5つになります。
- ①スポーティなSi系なら期待大
- ②7人乗りのモデル
- ③装備が充実した個体
- ④ハイブリッドモデルはガソリンモデルより期待できる
- ⑤ボディカラーがホワイトパールの個体
①スポーティなSi系なら期待大
ノアには様々なグレードが用意されています。なかでも、スポーティな装備でまとめられたSi系のグレードが人気です。
Siは2代目から用意されたグレードで、初代にはスポーティグレードにSが用意されていました。どちらもスポーティなグレードですが、2代目以降では装備品でSiとSに差を出しており、SiのほうがSより装備品が充実しています。
また2代目前期では、動力性能と環境性能を両立した新世代のエンジン動弁機構バルブマチック（バルブリフト量を連続的に変化させる機構を組み合わせた動弁機構）がSiのみに搭載され、差別化が図られていましたが、マイナーチェンジ以降はパワーユニットが共通化されました。
また、中古車市場で人気が高いG’sやGRスポーツといった内外装や走りの性能をさらに高めたモデルは、買取で有利に働くでしょう。
ノアを中古車で購入する層は若い世代が多いので、控えめなデザインよりスポーティな雰囲気を纏ったモデルが人気です。オプションでTRDやG’sのパーツを取り付けていると、高い評価が得られるでしょう。
②7人乗りのモデル
ノアには、5人乗り、7人乗り、8人乗りの3タイプが用意されていますが、ミニバンとしての車内の快適性を高めた7人乗りに人気が集まっています。
主な定員は7人乗りと8人乗りですが、大きな違いはシートアレンジと室内空間の圧迫度の違いでしょう。
8人乗りの2列目シートが3人掛けとなり、前から2-3-3人掛け。シートが室内を占める割合が多くなります。一方、7人乗りでは2列目が2人乗りになり（2-2-3人掛け）左右独立していることから、シートの間にサイドテーブルが設置されるなど、利便性が高くなっています。
このほか、子供をケアできる装備品もポイントとなりますが、ノアには7列目シートを前方に移動させられるベビーケアモードがあります。この設定は7人乗りにしかありません。
また、上級グレードに7人乗りしか用意されていないことも、必然的に7人乗りが人気になる理由であると言えます。
ちなみに5人乗りは、2代目に2列シート仕様として登場しました（3代目もモデリスタの特装車として5人乗りを選べます）。しかしミニバンを選ぶユーザーは大人数が乗れることを購入条件としているので、2列目シート仕様では高額査定の期待ができません。
③装備が充実した個体
ノアには快適装備が標準で用意されていますが、さらに快適にするためのパーツがオプションで選択できます。装備が充実するほど買取は期待できるでしょう。
特に人気なのは、ツインムーンルーフと運転席側電動スライドドア、そして後席モニターです。これらは車内を快適にすると同時にクルマの乗り降りも楽になることから、中古車市場では人気のオプションパーツです。
このほか先進安全装備も充実していると、かなり高額査定が期待できます。なかでも駐車をサポートする走行支援や、ドライバーの運転疲労を軽減する先進技術が装備されていると、高評価に繋がります。
④ハイブリッドモデルはガソリンモデルより期待できる
ハイブリッドモデルは、燃費性能と軽やかな出足が好評で、ガソリンモデルに比べてハイブリッドモデルのほうが買取では有利です。
2代目以前にはハイブリッドモデルはないので関係ありませんが、3代目以降でハイブリッドモデルを所持しているのであれば買取価格に期待が持てます。
特に最近のガソリン価格高騰の煽りを受けて、燃費の良いグレードにユーザーの目が集まっています。
また、ハイブリッド車とガソリン車の違いは、パワーユニットだけではなく装備品も異なります。標準仕様「X」の場合、ハイブリッド車にはスマートエントリーシステムが標準装備されますが、ガソリン車はオプション装備しかできません。トータルでの使いやすさと装備の充実度を考えると、ハイブリッド車のほうが人気です。
中古車市場ではガソリン車の割合が多く、ハイブリッド車は希少性があることから、高値買取してもらえる可能性があるでしょう。
⑤ボディカラーがホワイトパールの個体
ノアはファミリーカーなので、個性を求めるユーザーが少なく、ホワイト系やブラック系のボディカラーに人気が集まっています。特にホワイトパールの人気が高く、買取ではかなり期待が持てます。
2番目に人気なのはブラックで、こちらも査定額は期待できるでしょう。
人気のノアだからこそ、定番カラーであるほど高額買取に期待が持てますが、このほかにも汚れやキズが目立たないシルバーも人気です。
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トヨタ ノアを高く売却するポイント
人気のノアも、漠然と買取に出しても高額買取は期待できません。少しでも高く売るには、ある程度の努力が必要です。
何もしなければ、相場より安く買い叩かれてもわかりません。大きく損をしてしまう恐れがあることから、以下の4つのポイントを押さえて買取に出しましょう。
- ①できるだけ多くの買取業者で査定する
- ②内外装のクリーニングは入念に
- ③社外パーツはできるだけ純正に戻す
- ④整備記録簿や取扱説明書を用意する
①できるだけ多くの買取業者で査定する
買取に出す場合、1店舗だけに査定を依頼すると、その査定額のみで判断しなければなりません。買取査定額は、全ての業者で異なっているので、高額査定を引き出すには、できるだけ多くの買取業者で査定することがポイントです。
例えば、ノアを欲しいユーザーや業者を多く抱えた査定業者の場合、ギリギリの高額査定を提示するでしょう。逆に欲しいユーザーや業者が少ないと、査定額は渋めになります。
ノアは中古車市場での球数も非常に多く、買取店が十分な在庫を抱えていることも多いので、これは査定をしてみないとわかりません。
このようなことから、多くの買取業者に査定するほどノアを欲している業者に巡り合え、高く買取してもらえると言えるでしょう。
多くの買取店を巡るのが面倒だったり、住んでいる地域に買取店がない場合は、ネット査定を利用すると便利です。例えば本記事に情報提供をいただいている楽天Car車買取は、全国2000社以上の買取店と提携があり、その中から複数社の査定を受けられます。
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②内外装のクリーニングは入念に
ファミリーで使用することが多いノアは、ボディが大きいことから洗車が疎かになっている場合が多く見られます。そこで、外装も内装も普段クリーニングしない部分を中心に綺麗にすると、査定で高評価に繋がります。
査定士は第一印象を大切にしており、査定するノアを見た瞬間に、どれだけ展示場映えするか考えます。もし磨き込まれていないノアだった場合、綺麗にする手間を考えた査定になるので、そのぶんマイナス評価を受けることも否定できません。
また汚れていると、オーナーがクルマを大切にしていたのか査定士も不安になるので、査定が不利になることも考えられます。
A.外装はワックスなどでピカピカに
ノアを見た瞬間、磨き上げてツヤがある状態なら、査定でかなり高評価になります。そのためには、洗車してワックスがけをしておくと良いでしょう。見た目を美しくするには、未塗装樹脂やメッキパーツも忘れずに艶出しをしておくことが重要です。
最近は、コーティング施工をしているクルマが増えていますが、施工後に一度もメンテナンスをしていないなら、査定前にメンテナンス剤を使用して綺麗にしておきましょう。
また、ヘッドライトも黄ばみがあると古く見えてしまい、査定では評価が良くありません。そこで、ヘッドライトクリーナーなどを使用して、透明度を出しておくと良いでしょう。
また、外装色がブラックのノアは人気がありますが、洗車傷があると漆黒のツヤが台無しです。洗車傷のような浅い傷は、ワックスを使用すると消えることが多いので、ツヤがあまりないようなら、固形ワックスやハンネリワックスなどを使用して傷消しすると高評価になるでしょう。
ホワイトカラーのノアは、黒い水垢汚れが目立ちます。また、鉄粉が付着して茶色く変色していると評価を落とします。水垢落としと鉄粉除去をすると見違えるように綺麗になり、マイナス評価を避けることができるでしょう。
B.内装の汚れは臭いのもとなので丁寧なクリーニングを
車内の汚れは、ミニバンになるほど多い傾向があります。それは広い車内と大人数で使用することが原因です。特に車内の臭いは汚れが原因なので、隅々まで綺麗にすると臭いも消えて綺麗な車内になるでしょう。
車内クリーニングは、ゴミを掃除機で吸い取り拭き掃除をすることが基本です。ダッシュボードやトリム類の拭き掃除だけでなく、シートやカーペットそして天井も拭き掃除しましょう。
特に天井には多くの汚れが付着しており、拭き掃除すると車内の嫌な臭いを解消できます。また、臭い消しとして芳香剤を置いているのも査定ではマイナスになります。その理由は、芳香剤は人それぞれ好みがあるほか、日本人の多くは無臭を好むためです。もし芳香剤を利用していたなら、査定前にクルマから降ろし、脱臭剤で芳香剤の香りを消しておきましょう。
③社外パーツはできるだけ純正に戻す
ノアは多くの社外パーツが販売されているので、好みでカスタムしているノアも多く見られます。ライトなカスタムであれば査定に響くことはありませんが、車高を大きく下げていたり派手なエアロパーツを取り付けていると、査定でマイナスを取られる場合があります。
中古車販売の基本はノーマルであることなので、純正以外のパーツが取り付けてあってもプラス査定になることはまずありません。逆に、取り付けの不備があるとマイナス査定を取られる恐れもあるので注意してください。
カスタムをしていると、純正へ戻すのに工賃がかかる場合もあるでしょう。その場合は無理に戻さず、純正部品を一緒に査定へ出すと査定が良くなる場合もあります。ただし、できるだけ純正に戻すことを基本とし、どうしても無理な部分はパーツを一緒に査定へ出すようにしましょう。
また、アルミホイールを社外品に交換してインチアップしている場合も多いですが、この場合も純正ホイールのほうが評価が高いので、純正ホイールに戻しておくことをおすすめします。
④整備記録簿や取扱説明書を用意する
クルマを購入すると、必ず整備記録簿と取扱説明書が付属しています。買取に出すときには両方を用意しておきましょう。
整備記録簿や取扱説明書がなくても査定はできますが、揃っていたほうがプラス査定になります。その理由は、整備記録簿の履歴を見ればクルマの状態が把握できるからです。また、ミニバンのように多くの装備があると取り扱いが難しいので、取扱説明書が必須になります。
整備記録簿の重要性
整備記録簿はクルマのカルテであり、新車購入から売却までのクルマの整備状況がわかる便利なアイテムです。そこで、買取では整備記録簿の有無がポイントとなる場合も多く、あると高額査定に結び付きます。
買取後のクルマの整備に役立つ整備記録簿は、どのような部品を交換してきたのかわかるので、査定時に余計なマイナス査定を取られずに済みます。
クルマの部品は目に見えない部分が多いので、走行距離が定期交換時期を過ぎていても記録がないと交換してあるのか判断できません。そのため、交換しなければならない距離を過ぎていた場合、整備記録簿で裏付けが取れないと交換の必要性があることを前提とした査定になるので、査定では大きく損をするでしょう。
取扱説明書の重要性
取扱説明書は、クルマを使用するために必要な資料です。特にシートアレンジなどが多彩なミニバンでは、取扱説明書が重要アイテムになります。
取扱説明書は、紛失して手元にない場合でも再発行が可能です。ただし、どのメーカーも有料での提供になっているため、その費用分をマイナスされる恐れがあります。
新しい車種であれば、最近はネット上からダウンロードできますが、古いタイプの場合は検索できないことも多々あります。また、オプション装備のナビなどは取扱説明書がダウンロードできない場合もあるので、オプション品の取扱説明書も忘れずに提出しましょう。
トヨタ ノアの査定に納得できないときの、次の買取店選びのコツ
ノアを査定に出して、納得できない査定額を提示される場合もあります。しかし多くの方は次のクルマの購入が控えていることなどから、諦めて安い査定額で売ってしまいます。そこで、以下の4つのポイントに注意すれば、納得できる査定額を引き出せるでしょう。
- ①低年式や過走行車の場合は廃車買取に相談
- ②下取で高値が出ないときは買取業者に相談
- ③社外パーツを適正に査定してもらえないならカスタムカー専門買取に相談
- ④キズや故障が多い場合は輸出業者に相談
①低年式や過走行車の場合は廃車買取に相談
ノアは20年以上の歴史があるクルマなので、年式が古い場合や過走行の個体も多く見られます。特に過走行で低年式のノアは不利で、買取査定で0円ということも珍しくありません。そこで、中古車買取で査定不可と言われたら、廃車買取に相談すると良いでしょう。
人気があるノアでも、低年式と過走行は中古車市場で嫌われます。たとえ見た目がキレイなノアでも、過走行だと判明すると査定額が安くなる傾向です。
しかしクルマは、どのような状態でも商品になるシステムが構築されています。廃車にする場合も、引き取り費用が発生しない廃車買取を利用すれば、お金を一切かけずにクルマの処分が可能です。
クルマの状態が良ければ、廃車なのに買取金額が付くことも珍しくなく、しかも引き取りから手続きまで全て無料で行う業者もあります。廃車処分を検討するような場合も諦めず、廃車買取業者に交渉してみると良いでしょう。
②下取で高値が出ないときは買取業者に相談
ノアを買い替えようと下取査定したとき、思いもよらない低い査定でがっかりすることもあります。そこで、買い替えであっても下取だけに頼らず、買取業者でも査定しましょう。
一般に、下取より買取が有利と言われています。実際に乗り替えでディーラーを訪れると、セールスマンとの会話の流れから、そのまま下取契約を結ぶことがほとんどでしょう。下取のほうが購入と処分が同時にできるので便利であることや、購入の値引きが大きくなることも理由の一つです。
しかし下取査定は、次に購入するクルマの納車時期に合わせて査定額を提示します。つまり現在の査定額ではなく未来の査定額なので、安く提示される場合が殆どです。
その反面、買取業者は現時点での買取相場から査定額を算出するので高額査定が提示されやすくなります。
このようなことから、リアルタイムの相場で査定する買取業者のほうが高額査定を引き出しやすいため、高く売却するなら買取業者でも査定して相場比較することをおすすめします。
③社外パーツを適正に査定してもらえないならカスタムカー専門買取に相談
メジャーなメーカーのカスタムパーツをノアに装着している場合も多いでしょう。また、マニアも一目置くような高額のカスタムパーツで固めたノアもあります。そこで、有名メーカーや高額なパーツでカスタムしたノアは、カスタムカー専門買取業者で査定しましょう。
カスタムカーを専門に扱う業者にも種類がありますから、ミニバンのノアはミニバンを専門に扱うカスタムカー買取業者が高値を提示するでしょう。
もちろん、カスタムカーを専門に扱う買取業者が近くにない地域も多数あります。そのような場合も、全国出張買取可能となっている業者に相談すると良いでしょう。
また、カスタムを施工したショップに相談するのも一つの方法です。施工業者であればカスタムカーを欲しがる顧客を知っている場合も多く、中古車を販売する古物商の免許を持っていることもあるので、そのまま高額買取してもらえる場合もあるでしょう。
④キズや故障が多い場合は廃車買取店に相談
高年式のノアは、通常なら高額査定を引き出せるでしょう。しかし事故や故障で問題を抱えていると、一般中古車買取ではかなりの低額査定になり、クルマの状態によっては買取不可になる恐れもあります。そこで、クルマにトラブルが多い場合は廃車専門業者に相談しましょう。
国内では販売前の修理費用などが多くかかる場合でも、海外では修理コストが安いことから、日本車は海外に多く輸出されます。特に日本車は壊れにくいことから海外で評価が高いため、故障があっても問題ありません。
また、ノアはミニバンの中でも海外で人気がある車種で、中東や東南アジア向けに輸出されているため、予想外の高額査定を引き出せるでしょう。
高年式や低走行車で買取価格に納得できない場合は、廃車専門業者への相談をおすすめします。
トヨタ ノアの買取でよくある質問
Q.トヨタ ノアの売却はミニバン専用買取業者が高く買取していますか。
A.トヨタ ノアは人気あるミニバンなので、多くの買取業者が欲しがります。ノアの購入を希望する顧客を多く抱えている店舗ほど高く買取するので、専門店にこだわらず幅広い業者で査定すると良いでしょう。
Q.ローンが残っていますが、買取できますか。
A.基本的にローンが残っていても買取可能です。買取金額で残債を精算できますから買取業者に相談すると良いでしょう。
まとめ
人気あるトヨタ ノアを高く売却するなら、できるだけ多くの買取業者で査定しましょう。どうしても買取価格に納得できなくても、諦めずに様々な種類の買取業者で査定することをおすすめします。
特にミニバンは内外装が汚れがちなので、洗車や拭き掃除など丁寧にクリーニングして査定すると買取査定の評価が上がるでしょう。
さらに高く売却するために、整備記録簿や取扱説明書などクルマに付属するものを全て用意しておくことが一つのポイントです。
