2022年10月26日、アストンマーティン ジャパンは、アストンマーティン ワークスが2020年に25台限定で復刻製造を行なった「DB5 ゴールドフィンガーコンティニュエーション」最後の1台をアジア・パシフィック地域で初公開すると発表した。

オリジナルのDB5からすべてを完璧に再現した25台

画像: インパネまわりはベース車と変わらないが、下部にはレーダーや無線機が備わっている。

インパネまわりはベース車と変わらないが、下部にはレーダーや無線機が備わっている。

1964年に公開された映画「007/ゴールドフィンガー」で、ショーン・コネリー演じる主人公ジェームズ・ボンドが操る「アストンマーティン DB5 ボンドカー」は主役以上の活躍と印象を残し、映画007シリーズの象徴となるとともに、レースなどでの活躍以外でアストンマーティンの名を世界的に広げる大きなきっかけとなった。

1963年に前作DB4の後継モデルとして発売されたアストンマーティン DB5は、現代のDB11のルーツ的存在だ。クーペとオープンのヴォランテ、高性能版のヴァンテージを合わせて1965年までに1021台が生産されたといわれている。

2020年、そのDB5が最後にラインオフしてから55年を記念して、アストンマーティンのヘリテージ部門であるアストンマーティン ワークスが、映画007シリーズの製作会社であるイーオン プロダクションズとの共同プロジェクトとして復刻製造を行なったのが、このDB5 ゴールドフィンガー コンティニュエーションだ。

アストンマーティン ワークスでは、オリジナルのDB5を徹底的に分解し、スキャンして正確な3Dデータを作成。SUキャブレターを3基も装着して290bhpを発生する軽合金製の4L 直6 DOHC ユニット、ZF製の5速MT、サーボ付きガーリング タイプ4輪ディスクブレーキ、そして細い鋼管を組み合わせたボディフレームにアルミパネルの外皮を貼り合わせた「スーパーレッジェーラ工法」のボディにいたるまで、すべてを完璧に再現した。

画像: SUキャブレター3連装で最高出力290bhpを発生する3Lの直6 DOHCエンジンも当時のままに復刻された。

SUキャブレター3連装で最高出力290bhpを発生する3Lの直6 DOHCエンジンも当時のままに復刻された。

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