2022年10月7日、マイナーチェンジされたホンダ フィットには待望の「RS」が追加設定された。そのディテールを写真で紹介しよう。

デザインと走りにこだわった「ロードセーリング」

2020年2月に発売された、現行型の4代目フィット。歴代モデルに設定されていた「RS」が設定されず、今回のマイナーチェンジで待望の追加設定となった。

ホンダのRSは「レーシングスポーツ」ではなく「ロードセーリング」の略だ。ホンダ初のRSは1974年に登場した初代シビックRSで、以来タイプRほどハードではないが、走りの質にこだわったグレードに「RS」の名が与えられている。

エクステリアでは専用の前後バンパーやフロントグリル、サイドシルガーニッシュ、リアスポイラー、アルミホイールなどを採用してスポーティさを強調。インテリアも本革巻き3本スポーク ステアリングホイールやコンビシートでスポーティさの中に落ち着きを感じさせる。

パワートレーンは他グレードと共通だが、今回のマイナーチェンジでモーター出力を123psへアップ。しかもRSでは専用にサスペンションをチューニングし、ドライブモードスイッチや減速セレクターも備えている。

安全運転支援システムの「ホンダセンシング」はもちろん標準で装備し、広いインテリアや多彩なシートアレンジによる使い勝手の高さは他グレードと変わらない。なお、フィットRSにはハイブリッド車だけでなくガソリン車も設定されたが、トランスミッションはCVTのみとなっている。(写真:井上雅行)

ホンダ フィットRS e:HEV 主要諸元

●全長×全幅×全高:4080×1695×1540mm
●ホイールベース:2530mm
●車両重量:1210kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1496cc
●最高出力:78kW(106ps)/6000-6400rpm
●最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500-5000rpm
●モーター最高出力:90kW(123ps)/3500-8000rpm
●モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3000rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:27.2km/L
●タイヤサイズ:185/55R16
●車両価格(税込):234万6300円

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