日常生活で扱いやすい小型サイズのSUV電気自動車
bZ コンパクト SUV コンセプトは、BEV専用ブランドであるトヨタ bZシリーズの中で、日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVとして開発を進めているモデルだ。そのデザインの特徴は、BEVらしいクリーンかつ躍動感のあるエクステリアと、地球の未来を考え、環境負荷の少ないサステナブルな素材を積極的に採用したインテリアだ、
コンセプトカーなのでサイズなどは発表されていないが、エクステリアはホイールを四隅に配置することで、静止していてもまるで動いているかのように感じさせるアグレッシブな外観を目指した。また、ショートオーバーハングと流麗なシルエット、絞り込まれたキャビンデザインにより、空力性能に優れた機動的かつ先進的なエクステリアを実現している。
インテリアには、植物由来のリサイクル素材を使用したシートなど、環境に配慮したデザインが盛り込まれている。また、車内に搭載されたパーソナルエージェントが、音声と照明でクルマとドライバーや同乗者をつなぎ、より快適で充実した車内体験を提供する。インテリアの装備などについては、末尾の動画を参照されたい。
BEVのワクワクを広げてくれそうなスタイルの「実用化」に期待大
トヨタは、地球という美しい故郷を次世代に引き継ぐため、カーボンニュートラルをはじめとしたさまざまな社会課題の解決、さらにその先の新たな価値提供を目指す意志を「ビヨンド・ゼロ(Beyond Zero)」という言葉に込め、bZシリーズを展開している。
2022年、トヨタはグローバルBEVモデルのbZ4Xを投入し、10月には、中国のユーザーニーズに応えるために現地で開発したセダンタイプのBEV、bZ3を発表した。今回発表したbZ コンパクト SUV コンセプトは、bZ4Xに比べコンパクトかつ軽量なエントリーSUVとして、より幅広い層のユーザーに使われることを想定している。
なお、このモデルについてのさらなる情報は、2023年以降に発表予定だ。インテリアのデザインなどは市販時には変更される可能性が高いが、エクステリアはこのスタイルのままで登場することに期待したい。