「意のままに操れる歓び」をさらにブラッシュアップ
2013年に登場した、スポーツマインドあふれるトヨタ「アクア G’s」のDNAを受け継ぐ初代「アクア GR SPORT」。TOYOTA GAZOO Racingのモータースポーツテクノロジーが注ぎ込まれたスポーツカーシリーズ「GR」のスポーツコンバージョンモデルとして2017年にデビューを飾ったが、その2代目がこのたび登場した。
2021年にフルモデルチェンジが行われた「アクア」をベースとする2代目「アクア GR SPORT」は、初代当時から変わらない「意のままに操れる歓び」というコンセプトを踏襲。ボディ剛性の強化や足回りとパワーステアリング制御のチューニングにより、操縦安定性と加速性能の一層のレベルアップが図られている。それでいて、「アクア」の持つ乗り心地の良さは損なわれていないという。
「GR」シリーズの開発ドライバーが、その熟成に携わっているのも心強い。
そのエクステリアは、ファンクショナルマトリックスグリル及び専用バンパーの採用や、ワイド&ローのスタンスの専用デザインが特徴。走行や空力性能の向上に寄与する機能美を意識してのことという。
インテリアには、体をしっかりとサポートしてくれるスポーティシート(GRロゴ付)を前席に採用。エアヌバック+合成皮革の専用シート表皮が特別感を醸し出す。ブラックで統一したコーディネートの天井や周辺部品は、スポーティさ満点だ。
なお、今回の2代目「アクア GR SPORT」の追加により、「GR SPORT」の国内ラインナップは「ヤリス クロス GR SPORT」、「ハイラックス GR SPORT」、「ランドクルーザー GR SPORT」、「コペン GR SPORT」、「CHR GR SPORT」と合わせて6車種となった。
「アクア GR SPORT」の車両価格(税込)は259万5000円。
■トヨタ「アクア GR SPORT」主要チューニング箇所&装備
■専用剛性アップパーツ
ブレース(フロア下2か所)
リアバンパーリンフォース追加専用)
■チューニングサスペンション
フロントサスペンション)
アブソーバ特性やコイルスプリングの専用チューニング
スタビライザーの特性変更
専用バウンドストッパー
ロアアームのブッシュの特性変更
リアサスペンション)
GR SPORT専用にコイルスプリング
ショックアブソーバーチューニング
締結ボルト変更。
■専用電動パワーステアリング制御
GR SPORT専用にチューニング
POWER+モードでのEPS(Electric Power Steering)特性をよりスポーティに
■エクステリア
フロントバンパー&ロア加飾バー
フロントバンパーの形状の改良(フロントタイヤ周辺の空気流を整流化し、後方に流すことで空気抵抗を低減)
ロア加飾バーを「ファンクショナルマトリックスグリル」と融合
ラジエーターグリル)
専用「ファンクショナルマトリックスグリル」を採用
六角形のメッシュ形状を「G」をモチーフに
Gモチーフの三角形部分を立体感をだすため光が反射する角度に造形
リアバンパーロアカバー)
リアバンパー下部を、ハの字の リアバンパーガーニッシュでブラックアウト
Gメッシュのテクスチャーを配置
ロッカーモールディング<カラード>)
タイヤ及びホイール)
205/45R17タイヤ(ポテンザRE050A)
専用17インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付き)を
赤色塗装GRロゴ入りフロントブレーキキャリパー
■インテリア
専用シート表皮(エアヌバック+合成皮革)スポーティシート(GRロゴ付)
専用本革3本スポークステアリングホイール(GRロゴ付)
アルミペダル
専用コンソールオーナメント
グロスを抑えたダークメタリック塗装
シルバー塗装レジスターノブ/インサイドドアハンドル(フロント)
天井や周辺部品をブラックでコーディネート。
■トヨタ アクア GR SPORT主要諸元
●全長×全幅×全高:4095×1695×1485mm
●ホイールベース:2600mm
●車両重量:1150kg
●エンジン:直3DOHC
●総排気量:1490cc
●最高出力:67kW(91ps)/5500rpm
●最大トルク:120Nm/3800-4800rpm
●モーター最高出力:59kW(80ps)
●モーター最大トルク:141Nm
●トランスミッション: 電気式無段変速機
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・36L
●WLTCモード燃費:29.3km/L
●タイヤサイズ:205/45R17
●車両価格(税込):259万5000円