フォルクスワーゲン ジャパンは、東京 六本木の「東京ミッドタウン アトリウム」で、ポップアップスペース「ID. SQUARE(スクエア)」を開催中。2022年12月25日までの期間限定イベントだが、いちばんの注目は、やはり日本初登場のフル電動モノスペース「ID.Buzz(バズ)」だろう。
日本仕様の登場が期待される、ID. バズ
フォルクスワーゲン ブランドが取り組んでいる脱炭素化戦略「Way to ZERO」とその活動について、楽しみながら、体感できるポップアップスペース「ID.スクエア」が2022年12月25日(日)まで開催中。概要については既に当Webモーターマガジンでも紹介していたが、今回は実際の会場の様子を紹介しておこう。
なんといっても注目を集めていたのは、日本初公開の「ID. バズ」。1950年代に登場したタイプ2(通称:ワーゲンバス)をオマージュして生まれた電気自動車だ。今回展示されたのは、アイルランド仕様の右ハンドルで、ボディカラーは鮮やかなライムイエロー。全長4712×全幅1985×全高1937mmのボディは、室内の展示でも大きさを感じさせる。(スペックはすべて欧州参考値、以下同じ)
それでも、エルグランドやアルファード/ヴェルファイアといった日本のLクラス ミニバンと比べれば、全幅こそ少し広いもののサイズはほとんど変わらない。だが、現在のところID. バズは2列5人乗り仕様しかない。3列7人乗りも計画されているらしいから、期待したいところだ。
150kW(204ps)と310Nmを発生する電気モーターで後輪を駆動し、バッテリーの総電力量は77kWh、一充電走行可能距離は423km。ID. バズは、未来に向かっていくフォルクスワーゲン ブランドのイメージメーカーとして大きな役割を果たし、世界中から注目を浴びている。気になる日本導入は、いまのところ「検討中」とのことだが、3列7人乗りが登場すれば、日本導入の可能性は高まるだろう。