13デザインの20台から栄えあるグランプリに選ばれたのは・・・
オートカラーアウォードとは、日本流行色協会が年に1回、自動車やオートバイなどモビリティのカラーデザインの企画力や、形との調和を含むカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、1998年から始まった。毎年最も魅力的なモビリティのカラーデザインを表彰し、その考え方や成果を他業界や社会とシェアする機会を創出することで、日本のカラーデザイン全体の向上を目指している。
かつては自動車のみを対象としていたが、現在はオートバイや工事用作業車など、さまざまなモビリティを対象としている。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2020年は開催中止、2021年はオンライン開催となり、2022年は久しぶりにライブでの開催となった。
今回ノミネートされたカラーデザインは13(複数でのノミネートがあるので、合計20台)。その中から栄えあるグランプリに選ばれたのは、ダイハツのハイゼットトラック(エクステリア:アイスグリーン/オフビートカーキメタリック/ファイアークオーツレッドメタリック、インテリア:ブラック)だった。
担当デザイナーの、ダイハツ工業 デザイン部 第二デザインクリエイト室 CMFグループの里舘ひなのさんは、「いままで軽トラックというと、ほとんどボディカラーは白と決めつけられていました。でも、ボディカラーの選択肢を増やすことで、商用の枠組みを超えた、仕事と暮らしをもっと楽しく彩って、働くみんなを元気にしたいという思いで、この3色を設定しました。アイスグリーンは、初代ミゼットをオマージュしています。ファイアークオーツレッドメタリックは、ハイゼットジャンボでは20%も選ばれるほどの人気色になっています」と受賞をうれしそうに語った。