革新的なエアコンディショニングシステムを採用
フォルクスワーゲンの電動化シリーズ「ID」の最新モデル「ID.7」が、2023年1月5日~8日までアメリカのラスベガスで開催される「CES（コンシューマー・エレクトロニクス・ショー）」に初お目見えする。
ニューエアコンディションコンセプトは、ドライバーや乗員に快適な室内空間を提供する。
「ID.4」に続き登場する「ID.7」は、フォルクスワーゲン初の電気自動車専用プラットフォームMEB採用のセダンだ。その装備は新たなコンセプトのディスプレイをはじめ、AR（拡張現実）ヘッドアップしスプレイ、15インチ（38cm）の大型スクリーン、イルミネイテッドタッチスライダーとしたスイッチなど、未来感を大いにアピールしている。
中でも注目したいのが「ニューエアコンディションコンセプト」だ。これは空調を先進のテクノロジーで制御するものだが、なかなかの優れモノだ。一例をあげると、暑い夏の日にクルマに近づくと自然にエアコンが作動し、車内を涼しくしてくれるという芸当もなんなくこなすという。
ステアリングをにぎる手に、温風や冷風を送り込むシステムもある。ちなみに、各種空調機能が大型のディスプレイに表示されるとともに、ボイスコントロールも用意される。
さて、CESに登場する「ID.7」だが、正式発表ではないのでカモフラージュが施されている。それもただのカモフラージュでない。個性的なデジタル柄にペイントされたカモフラージュは44の層からなり、それぞれ発光するものとなっている。しかも22カ所は制御可能で、サウンドと連動させての発光もできるそうだ。
気になる航続距離だが、WLTPモードで700kmが示されている。そして、「ID.7」のワールドプレミアは、2023年の第二四半期の予定という。
44層の特殊ペイントから発光。デジタル感満載のカモフラージュだ。
