2025年前半に先行受注開始、同年中に発売を予定
エクステリアでは、モビリティと人がインタラクティブなコミュニケーションをするため、知性を持ったモビリティがその意思を光で語りかける「メディアバー」をフロントに搭載。今後、さまざまなパートナー、クリエイターとともに、可能性を幅広く模索していく。
インテリアは、まるで繭(まゆ)に包まれたような、無垢でやさしいラウンド基調のデザイン。単に心地良いだけでなく、注意を逸らす装飾性を極力なくし、カラーリングもシンプルを徹底。人を中心とし、人が求める機能と体験の実現を目指している。
また、安心安全の実現に向け、今回のプロトタイプには車内外に計45個のカメラやセンサー等とともに、最大 800 TOPS(1秒あたり800兆回)の演算処理性能を持つECUを搭載している。さらに、リアルとバーチャルの世界を融合していくことで、移動空間をエンターテインメント空間、感動空間へと拡張する。その一例として、エピック ゲームスとモビリティにおける新しい価値観やコンセプトの検討を開始する。
SHMでは、このプロトタイプをベースに市販モデルの開発を進めていく。2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは2026年春に北米から開始する。(以前の発表では、日本では2026年後半からデリバリーを計画とアナウンスされていた)
現在のところ発表されているスペックは、下に紹介している外寸などのみ。パワートレーンなどに関しては未発表だが、AWDということは2モーターが考えられる。また、外寸もテスラ モデルSを少し小さくした程度と比較的大きく、北米市場を重視していることがうかがえる。まずは、市販モデルの発表を心待ちにしたい。
アフィーラ プロトタイプ 主要諸元
●全長:4895mm
●全幅:1900mm
●全高:1460mm
●ホイールベース:3000mm
●駆動方式:AWD
●サスペンション 前/後:ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
●タイヤサイズ:前245/40R21、後275/35R21
●乗車定員:5名