ロードスター乗り必見!?ロードスターのカスタム特集
ND型ロードスターオーナーの方、お待たせいたしました。リアルにオーナーなりたての筆者が会場で発見した、個性が光るカスタム車両たちを紹介します。
まずは、巨大なウイングとカーボン調のボンネットに目を惹かれて興味を持った「青NDシーズン2ATTACK号LEGSPORT」号。LEG MOTOR SPORTのというブランドが手掛けたチューニングカーで、RF後期のエンジンに換装、幌車ながら184psを誇るレース仕様になっています。
一見、レースに全振りしたサーキットスペシャル仕様に見えますが、解説のパネルには「公道走行可能」と記載されていました・・・このロードスターで公道を走っていたら間違いなく、そこかしこで注目されること間違いナシだと思います。
続いて紹介するのは、WEBER SPORTSのコンセプトカー。威圧感のあるエアロパーツが特徴で、ホイールはZENiTHLINEの17インチを装着。純正のかわいい×かっこいいいロードスター要素から、ストリートレース要素マシマシのアグレッシブスタイルになっています。
フロントバンパーをはじめ随所で魂動デザインの枠組みから思い切り弾けたことで、NDロードスターならではの軽快感は控えめになっています。それでも、ワイルドスピードに登場した三菱 エクリプスなどに通じる「マッチョなオープンスポーツカー」ならではのかっこよさがある、と感じました。
みんな違って、みんないい。それがカスタムの世界。
最後にご紹介するのは、MAZDA SPIRIT RACINGのレース仕様車。こちらは、スーパー耐久シリーズのST-5クラスに準拠した仕様となっており、マツダがアマチュアレーサー向けにスーパー耐久シリーズの参戦機会を提供するチャレンジプログラム「スーパー耐久への道」の参加者が使用する車両だそうです。
ちなみに、スーパー耐久レース規定の関係で、幌ではなくルーフトップが装着され、リアの大きなウイングと合わせレースに特化していることがよくわかります。
クルマのカスタムにはあまり興味がなかったのですが、今回東京オートサロンに行ってみて、いろいろな価値観・世界観のもと、自分好みの一台を作り上げるというクルマ好きの情熱を感じました。
最近は、車のサブスクサービスやカーシェアビジネスが登場し、車の所有という概念が薄くなりつつあります。また急速な電動化でエンジン車、特にスポーツカーは絶滅寸前に追いやられている情勢です。そんな今こそ、古き良き“クルマ文化”を楽しむことができる最後の世代であることを自覚し、自分のクルマと向き合っていくことが大切なのだと実感しました。