アストンマーティンの量産モデルの頂点に君臨するモデルである「DBS」。現行世代のDBSの生産が終焉を迎える中、アストンマーティンは、過去に生産されてきたすべてのDBSを凌駕する特別なモデル「DBS 770 Ultimate(アルティメット)」を2023年1月18に日本で発表した。

機能性も追求しながらデザインも進化

画像: カーボンファイバー製ギアシフトパドルを標準装備。

カーボンファイバー製ギアシフトパドルを標準装備。

さらに、設計が見直されたDBS 770アルティメットには、2×2ツイルカーボンファイバールーフレール、ウィンドスクリーンサラウンド、ミラーキャップ、フェンダールーバーが標準装備されている。また、専用デザインのリアディフューザーにより、フロントからリアに至る空気力学的なバランスが維持され、フロントから見た場合と同様、リアから見ても、そのクルマがDBS 770アルティメットであることを一目で識別することができる。

DBS 770 Ultimateのインテリアでは、すぐにそれと認識できる現行DBSのキャビン環境を維持しながら、さらにそれを際立たせる数多くの斬新なデザイン処理が施されている。

コントラストカラーが採用されたウェルトとステッチを備えた特注トリムスプリット、テーラーメイドのストラップが採用され、センターアームレストには、専用ロゴがレーザー刻印されたバックルバッジが装備されている。

DBS 770アルティメットには、縦方向のキルティングとパフォレーテッドパターンを特徴とする、フルセミアニリンレザーおよびアルカンターラ張りのスポーツプラスシートが標準装備されている。また、オプションでアストンマーティンのパフォーマンスシートも選択可能だ。

ちなみに、すべてのアストンマーティンと同様に、オーナーの好みを反映させて車両をパーソナライズし、世界に1台の仕様に仕上げることも可能で、DBS 770アルティメットでは、幅広い「Q by Aston Martin」ビスポークオプションも用意されている。これには、さまざまなグラフィックオプションを備えたQカラーリング、ボディまたはグラフィックの色に合わせてペイントされたホイール、ティンテッドカーボンファイバーとウーブン・レザーシートインサート、トリムインレイ、カーボンファイバーステアリングホイールなどが含まれている。

DBS 770アルティメットの生産は2023年の第1四半期に開始され、最初の納車は2023年の第3四半期に予定されている。

画像: クーペもヴォランテも2+2の4名乗車となる。

クーペもヴォランテも2+2の4名乗車となる。

■アストンマーティン DBS 770アルティメット 主要諸元

●全長×全幅×全高:4715×2145×1285mm
●ホイールベース:2805mm
●車両重量:1845kg(クーペ)、1945kg(ヴォランテ)
●エンジン:V12DOHCツインターボ
●総排気量:5204cc
●最高出力:566kW(770ps)/6500rpm
●最大トルク:900Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量: プレミアム・78L
●タイヤサイズ:フロント265/35R21、リア305/30R21
●車両価格(税込):非公表

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