「性能ではなく、魅せるエアロ」をコンセプトに独自のアプローチでNDロードスターのスタイルに新たな刺激を提案し続けてきた「セルフィッシュ」のデザインに迫る!(Roadster Bros. Vol.23より)

マーブル模様が特徴のクラッシュカーボン

画像: 新作ボンネットの追加でよりスタイリッシュかつスポーティに。今後はボンネットスポイラー/前後フェンダー/ウイングを開発予定。 23年の東京オートサロンでの発表が目標だ。

新作ボンネットの追加でよりスタイリッシュかつスポーティに。今後はボンネットスポイラー/前後フェンダー/ウイングを開発予定。 23年の東京オートサロンでの発表が目標だ。

セルフィッシュの代表作と言えるのが、2019年に登場したクラッシュカーボン。従来の平織、綾織とは異なる大理石のようなマーブル模様が特徴で、他にはないオンリーワンのアイテムとして力を入れている。

ただ、ひと目見て強烈なインパクトを残す反面、チップ柄ゆえに面積が大きくなるとやり過ぎと捉えるユーザーがいるのも確か。これはフォージドコンポジット系に共通する悩みだと思う。森本雄司代表はそうした声が届くのは想定済みだったようで、2021年に新たにバージョンⅡエアロを追加。立体感とエッジを強調するのではなく、スピード感を活かした一体感あるデザインはクラッシュながらすっきりした印象を与えた。

今回紹介する新作ボンネットはその流れを継承するもので、クラッシュカーボンという素材をより活かす現段階の最適解なのだ。

「試行錯誤した上で、クラッシュは塗り分けたほうがお洒落ではないかと判断し採用しました。また、新たに左右後方にアウトレットダクトを設けて、スポーティなイメージも加えています。基本は欧州車をモチーフにボディと自然になじむというのがコンセプト。時間はかかりましたが、理想に近づいたと感じますね」と森本代表は語った。

インパクトとエレガントさを兼ね備えた新作ボンネット。あらためて注目してほしい逸品だ。

画像: マセラティをイメージし、スポーティさを演出する左右ダクト。試作品なので枠部分がFRPとなっているが、クラッシュカーボンを選んだ場合は同様の柄となる。

マセラティをイメージし、スポーティさを演出する左右ダクト。試作品なので枠部分がFRPとなっているが、クラッシュカーボンを選んだ場合は同様の柄となる。

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