ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、東名高速・EXPASA足柄(下り)のグルメを紹介しよう。

箱根を越えた先にある、最初の大型SA

画像: 足柄SAは歴史があり大型のSAなので、従来のSAを超える存在を目指すEXPASAの名称が与えられている。

足柄SAは歴史があり大型のSAなので、従来のSAを超える存在を目指すEXPASAの名称が与えられている。

東名高速を東京方面から西に向かい、箱根を越えた最初にあるSAがEXPASA足柄(下り)です。足柄SAは、歴史があり規模も大きいSAということで、普通のSAの概念を超えた「EX」をプラスした特別なブランド名「EXPASA(エクスパーサ)」が与えられています。憩いの場として、ショッピング、そしてグルメがより一層楽しめるSAとなっています。

実際、EXPASA足柄(下り)には、レストランやカフェなどの食事が楽しめるお店をはじめ、テイクアウトのお店、お弁当&デリ、さらにベーカリー、ショッピングなどのお店を加えると、お店の数は20を軽々と超えてしまうほど。さらには入浴施設の「足柄浪漫館 あしがら湯」やコインランドリー、マッサージ、ドッグランまで。まさにSAを超えた、充実したサービスが用意されるスペースとなっているのです。

東京で話題となっている最新のカレーが登場

画像: 「足柄の森レストラン」で、2022年10月から発売された「魯珈風プレート(1300円)」。

「足柄の森レストラン」で、2022年10月から発売された「魯珈風プレート(1300円)」。

そんなEXPASA足柄(下り)のレストランとなるのが「足柄の森レストラン」。山小屋風のインテリアで、落ち着いた雰囲気が特徴のお店です。ここでのオススメは、2022年秋から提供されたばかりという「魯珈(ろか)風プレート(1300円)」です。名称に「風」とあるように、このメニューは「スパイシーカレー魯珈」というお店が監修した一皿です。「スパイシーカレー魯珈」は、ミシュランガイド東京(ビブグルマン)やカレー百店にも選定されている、東京の大久保にある新進気鋭の人気店。つまり、「テレビで見たことのある有名店の味が、並ばずに食べられる!」というわけです。

では、「魯珈風プレート」は、どんなメニューなのでしょう。これは、カレーに台湾料理である魯肉飯(ルーローハン)をあわせたというもの。カレーの海の真ん中に浮かぶ黄色いサフランライスの上には豚バラの煮込みが、ちょこんと乗っています。添えられるのは、クミンとあわせた酢漬けのニンジン、高菜、サニーレタス。和洋折衷ならぬ、インドと中華の折衷料理となります。カレーも中華も大好きな筆者としては、好みのど真ん中!

まずは、カレーだけを一口。しっかりと辛いんですけれど、ヒリヒリしない、スパイシーな辛さ。わずかなルーの中で、いろいろな香辛料がせめぎあっています。甘辛の魯肉飯(ルーローハン)の豚バラの煮込みを加えると、さらに口の中の味は複雑になる一方。どんどん食が進み、しかも汗も浮き出てきます。副菜のニンジンや高菜もけっこうスパイシーですから、汗は増えるばかり。気づけば、あっという間に完食。なるほど、人気店というのも納得のおいしさでした。カレー好きを自認するのであれば、必須の一皿でしょう。

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